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伊豆急行


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てびき
1994年12月その3
2002年1月


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伊東線の伊東駅から南に進み、城ヶ崎海岸、伊豆高原、熱川(あたがわ)、稲取(いなとり)、蓮台寺(れんだいじ)を通って終点の伊豆急下田(いずきゅうしもだ)に至る電化路線である。

普通列車ばかりでなく、特急踊り子・特急スーパービュー踊り子が走っている。ほとんどのこれらの特急は、伊東線や東海道本線にも乗り入れて伊豆急下田から東京まで走っているが、一部伊東始発で伊豆急行を通らないものもある。横浜から湘南新宿ライン経由で新宿に行くものもある。

2015年に「上野東京ライン」が開業すると、伊豆急下田から東京を越えて常磐線の我孫子に向かう臨時の踊り子が走るようになった。

ほとんどの普通列車は伊東線経由で熱海まで乗り入れているが、一部伊東止まりの電車もある。

伊豆急行は距離に比べてかなり運賃の高い私鉄であり、伊東から南もJRならとても便利だったと思うが、いろいろな事情があったのであろう、伊東から南はJRでない。

このあたりは温暖な気候、そして沿線には温泉がたくさんあり、観光地もたくさんある。鉄道の通らない西伊豆地方にも、蓮台寺や伊豆急下田からバスで行けるのでとても便利である。

あまり道路交通も便利ではなく、いずれにしても観光客がいる限り休日は混雑する路線である。

なお、JR時刻表には伊豆急行の全駅が掲載されているわけではない。また、東京時刻表には伊豆急行の全駅が掲載されているものの、普通列車と特急が別のページに掲載されている。

伊豆急行の全駅が掲載されていて普通列車と特急が同じページなのはJTB時刻表だけなので、伊豆急行に用事のある人はJTB時刻表を使うと便利だろう。


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伊豆箱根鉄道


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1995年5月その1


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以下の2区間から構成される鉄道会社である。いずれも電化されている。

(1) 東海道新幹線・東海道本線の小田原駅から北西に進み、同じ神奈川県内の大雄山(だいゆうざん)駅に至る区間。
(2) 東海道新幹線・東海道本線の三島駅から南に進み、同じ静岡県内の修善寺(しゅぜんじ)に至る区間。

(1)の区間は普通列車のみ走っていて、他の鉄道会社への乗り入れとかは行っていない。
(2)の区間は普通列車のほかに特急料金が必要な「特急踊り子」号が走っていて、東海道本線経由で東京まで乗り入れている。ただし三島〜修善寺間のみの乗車の場合特急料金は不要である。

(1)の区間は12分に1本、(2)の区間は30分に1本以上普通列車が走っている。踊り子は1日2往復、土日は3〜4往復である。

(1)の区間は特に何もなさそうな場所であるが、大きな会社とかがあって、この電車で通勤している人がいる。
(2)の区間は温泉などの観光地がある。終点の修善寺からバスに乗っていった先に多いが、旅館によっては修善寺駅まで送迎バスを出しているところもある。

伊豆箱根鉄道はこれら2路線の電車のほかにもバスやケーブルカー、ロープウェイを運行している。
でもたいていの観光客は自家用車を使っていそうで、必ずしも運営が順調なわけではなさそうだ。


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伊豆箱根鉄道・十国峠


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1995年5月その1


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東海道新幹線・東海道本線の熱海駅からバスに乗って北西に進んだところにある十国峠という場所にある、ケーブル登り口駅から山頂駅に至るケーブルカー路線である。
十国峠の近辺にある強羅〜早雲山のケーブルカー、数年前まであった駒ヶ岳のケーブルカーはともに神奈川県にある(あった)が、十国峠のケーブルカーは静岡県にある。

登り口駅の標高がけっこう高い場所にあるため、ケーブルカーの路線長はそれほどのこともなく、天気さえ良ければ山頂駅から登り口駅が見える。
山頂駅は、天気さえ良ければかなり見晴らしのいい場所にあり、周囲の山々がよく見える。

熱海を出発する定期観光バスも立ち寄るケーブルカーであるが、霧がかかることもしばしばある。ここのケーブルカーに乗る場合、天気に気をつけて乗った方がいい。


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いすみ鉄道


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1994年6月その1


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外房線の大原駅から北西寄りに進み、大多喜(おおたき)を通り、小湊鉄道の上総中野(かずさなかの)駅に至る非電化路線である。

平日は普通列車しか走らないが、土日は大原〜大多喜間に急行が走ることがある。

以前は国鉄だった第三セクター路線である。あまり客は多くないらしく、客を増やすための努力をいろいろ行っている鉄道会社である。

もし上総中野から小湊鉄道をぬけて五井に行きたい場合、小湊鉄道の列車数が少ないので時刻表をきちんと確認することが肝心である。

また、小湊鉄道・いすみ鉄道ともに最終列車が早いので、いすみ鉄道沿線で宿泊しない場合も、内房線や外房線とともに時刻表をきちんと確認することが肝心である。

今後とも存続してほしい鉄道会社である。


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伊勢鉄道


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1997年3月その2


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関西本線の河原田駅から南に進み、鈴鹿サーキット稲生(すずかさーきっといのう)を通り、津に至る非電化の第三セクター路線である。

もともと国鉄伊勢線で、従来名古屋と鳥羽・紀伊勝浦を亀山経由で、亀山で方向転換して通っていたものを、時間短縮のため新たに建設された路線で、位置づけとしては中央本線の岡谷〜みどり湖〜塩尻と同じようなもののはずだったのに、中央本線の方は中央本線の一部だったため国鉄がJRになってもそのままだったのに対して、伊勢線の方は前後が関西本線・紀勢本線であったため独立した伊勢線という名前がつけられてしまい、しかも国鉄がJRになる時点で赤字路線を廃止する際に赤字かどうかを判断する材料となる伊勢線の輸送量に、なぜか特急・快速で通過する人数を数に入れなかったため、赤字と判断されてJR籍からはずされてしまった路線である。

青春18きっぷで通る際には河原田〜津間の運賃を別途支払う必要がある。快速みえでは必ず伊勢鉄道区間では車内改札がやってくる。逆に言うとJR区間ではほとんど車内改札を行わない。

南近畿ワイド周遊券でも同様に、たとえば特急南紀に乗る際には河原田〜津間の運賃・特急料金を払う必要があった。

以前は青空フリーパスでも同様に伊勢鉄道の運賃を払う必要があったのだが、2006年に追加料金なしで伊勢鉄道にも乗れるきっぷに生まれ変わっている。

快速みえや特急南紀など、河原田の2駅北の四日市から津までほぼノンストップの列車が多く走り、普通列車はあまり多くない。1時間に1本程度である。

津が県庁所在地であり、四日市が三重県で人口の多い都市である関係で、高校生が多く乗っている。朝晩はとても混雑する。

河原田は伊勢鉄道のホームと関西本線のホームが離れているので、四日市に行く際にはこれから乗る列車が亀山から来るのか津から来るのか確認して乗る必要がある(しかも駅の時刻案内ではそれらがバラバラに案内されている)。

津ではJRと伊勢鉄道はどちらも似たような場所から発車するが、近鉄と同じ改札内にあるため今度は近鉄の電車と間違えないように乗らなければならない。


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一畑電車


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1996年3月その3
1998年3月その2


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「いちばたでんしゃ」と読む。以下の路線から構成されている。

(1) 山陰本線の出雲市駅のすぐそばにある電鉄出雲市駅から北に進み、川跡(かわと)という所で東寄りに向きを変え、宍道湖の北側を通って東に進み、宍道湖の東端の松江しんじ湖温泉駅に至る路線。
(2) (1)の路線の川跡駅から西に進み、出雲大社駅に至る路線。

松江しんじ湖温泉駅がJRの松江駅から遠く、バスに乗らないと行けないのが難点であるが、大観光地である出雲大社に通じるいまや唯一の鉄道であることと、宍道湖にさえぎられて山陰本線までの距離が遠い宍道湖の北岸地方を通る路線であること、そして駅の多さが幸いして、お客はそこそこ乗っている。朝晩は混雑しそうだが、昼間はすいている路線である。

なお、以前はこの鉄道会社は「一畑電鉄(いちばたでんてつ)」という会社名だった。

さらに以前、「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」という、日本で一番長い駅名があったが、2007年に「松江イングリッシュガーデン前」という駅名になり、一番ではなくなった。

そして松江しんじ湖温泉駅も松江温泉駅という名前だった。このため上記にリンクされた旅行記では松江温泉と記述しており、鉄道会社名も旧名の「一畑電鉄」と記述している。


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茨城交通


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1994年7月その3
2002年3月


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常磐線の勝田(かつた)駅から東に進み、那珂湊(なかみなと)を通ってから北に向きを変え、終点阿字ヶ浦(あじがうら)に至る非電化路線であった。

那珂湊周辺は市街地になっているものの、沿線はすでに車社会になっており、たまに渋滞することはあるが、ほとんど自家用車しか交通手段がないこともあって高校生がおもな乗客であった。

阿字ヶ浦は海岸があり、夏は海水浴客がたくさんいるはずだが、最近砂浜が減ってきており、客も減っていた。

茨城県では最近日立電鉄、鹿島鉄道と相次いで私鉄が廃止されており、この鉄道もいつまで続くか心配であった。

高校生を中心としてそれなりに客はあったはずだが、とうとう2008年3月31日をもって茨城交通はこの区間の運行をあきらめてしまった。
2008年4月1日から「ひたちなか海浜鉄道」がこの区間を運行することになった。

なお、茨城交通自体はバス会社として今後も存続する。


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