JR以外の路線・ふ〜ほ


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福井鉄道


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1996年12月その1


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以下の路線から構成されている。

(1) えちぜん鉄道の田原町(たわらまち)から南に進み、市役所前、赤十字前、西鯖江(にしさばえ)を経由し、JR武生(たけふ)駅の近くにある越前武生(えちぜんたけふ)に至る路線。
(2) (1)の市役所前から東に進み、JR福井駅の近くにある福井駅前に至る路線。

市役所前はT字路になっていて、3方向のどの方向からも他の2方向に進むことができる。

また、(1)の田原町から赤十字前までと(2)の路線は道路上に線路を引いて電車を運行しているが、赤十字前から越前武生までは道路とは別に線路を引いて運行している。

越前武生から田原町に行く電車は福井駅前を経由しないで進むが、田原町から越前武生に行く電車は福井駅前を経由することが多い。田原町に行かない電車もある。

福井駅近くの市街地を通るし、北陸本線より駅を細かく設定しているようなのでそれなりに客はいそうであるが、福井市近辺は平野が広く、学生以外はそれほどでもなさそうである。

北陸本線が不通の時とかの迂回用に便利なのでいつまでも残っていてほしい鉄道であるが、どうなることだろう。

なお、1998年の時点では赤十字前駅は福井新(ふくいしん)、越前武生駅は武生新(たけふしん)という駅名だった。
このため上記旅行記では福井新、武生新という駅名で表記している。


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福岡市営地下鉄
空港線


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1995年4月その2
1998年2月
1998年10月その2
1999年2月その1
2000年9月


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その昔、筑肥(ちくひ)線は博多から姪浜(めいのはま)を経由して唐津まで走っていた。しかし、福岡市内の車の交通の便を良くするため、博多〜姪浜間に地下線を建設し、そして国鉄とは別に地下鉄の会社ができて分離された。やがて1990年代前半に博多〜福岡空港の路線が新設された。

これが現在の空港線である。

九州は車社会であるため、かならずしもずべての航空客が地下鉄を利用するわけではないが、東京から来た客など、地下鉄を利用する機会のある人は多い。

また、博多の近くに天神という中心街があり、博多〜天神間のお客もかなり多い。
天神の西の方に福岡ドームができたので、そこに行くお客もいる。そして筑肥線にも相互乗り入れしている。半分以上の電車は筑肥線の筑前前原(ちくぜんまえばる)まで、残りの大部分は唐津もしくは西唐津まで乗り入れている。


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福岡市営地下鉄
箱崎線


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1995年4月その2


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福岡市営地下鉄の中洲川端(なかすかわばた)駅から東に進み、馬出九大病院前(まいだしきゅうだいびょういんまえ)を通って地上に出て西鉄貝塚線の貝塚(かいづか)駅に至る地下鉄路線である。

中洲川端止まりの電車もあるが、空港線に乗り入れて西新(にしじん)や姪浜(めいのはま)まで進む電車もある。

貝塚駅は、西鉄とは直通しておらず、ホームも別々である。


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福島交通


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1995年11月


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東北新幹線・東北本線・奥羽本線の福島駅から北西寄りに進み、飯坂温泉駅に至る電化路線である。

福島市の盆地を走る平坦な路線で、沿線にはスーパーマーケットもあるので多少は住民客もいるようである。

飯坂温泉駅は、温泉とつくくらいだからそれほど歩かなくても温泉宿には行けると思う。

かつて一般周遊券があったころは指定地接続線にもなっていた由緒正しい路線であり、たまに雪がたくさん降った時などは客が増えるのではないかと思われる。


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富士急行


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1994年6月その3
2000年1月


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中央本線の大月駅から南西寄りに進み、都留市(つるし)、富士山駅を通り、終点の河口湖駅に至る電化路線である。

なぜか富士山駅はスイッチバック駅であり、河口湖方向に進むには電車の方向を変える必要がある。どうやら以前は大月〜富士吉田(富士山駅の当時の駅名)のみの運行で、富士山〜河口湖間はのちに開業した区間らしい。

JR中央本線と直通運転が可能な規格になっており、休日ばかりでなく平日も1日に何本か中央本線と直通運転する電車がある。
各駅停車ばかりでなく、快速や特急も運行している。特急は最大300円の特急料金が運賃とは別にかかる。快速もJR直通でない快速のほとんどは200円の特別料金が運賃と別にかかる。
各駅停車のほとんどは大月から河口湖まで通っているが、たまに大月から途中の東桂(ひがしかつら)止まりの電車がある。

富士山駅から河口湖にかけては、観光地の富士五湖をひかえた場所であり、この電車もこれらの観光地の客が来てくれればいいのだが、残念ながら昭和の後期にすでに沿線には高速道路が開通しており、観光地には自家用車や高速バスの方が便利なのが現状である。
富士急行自身もこの高速道路を使うバスを運行している。

そんなわけで残念ながらあまりたくさんの客が見込めない路線である。
高校のほか、大学なども沿線にあるので、高校生のほか大学生も電車を使っていそうである。でも沿線にマイホームを建てて東京の会社に通勤するのは困難そうである。なんとか続いてほしい鉄道である。

なお、2011年6月まで富士山駅は、駅の所在地(山梨県富士吉田市)と同じく富士吉田という駅名だった。だから旅行記では富士吉田という駅名で記述している。


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別府ラクテンチケーブル線


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1999年2月その1


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日豊本線の別府(べっぷ)駅のやや西にあるケーブルカーの路線で、ふもとの駅はラクテンチ下、頂上の駅はラクテンチ上である。また、ケーブルカーの路線自体も「ケーブルラクテンチ」と呼ばれている。

ケーブルカーとしては珍しく、いわゆる「抱き合わせ」となっており、終点にあるラクテンチと呼ばれる動物園・温泉・劇場の入場料込みの運賃となっている。
別府には観光地がたくさんあるためラクテンチはあとまわし、もしくは省略されることが多いが、頂上から見える豊後水道はとてもながめが良いので海を見るためだけにケーブルでラクテンチ上に登っても良いかもしれない。

別府からラクテンチ下を経由する連絡バスが出ている。ここはバスの停留所がすぐケーブルカーの駅になっている。

2003年までこの路線は「別府国際観光」という会社が運営していたが、このケーブルカー(もちろんラクテンチ上のそばの施設も)を2004年に受け継いだ会社が「別府ワンダーラクテンチ」として運営することになった。このため上記旅行記では別府国際観光という名称で記述している。

なんでも、別府国際観光もラクテンチを最初から運営していたわけではなく、1954年からで、それ以前はまた別のところが運営していたとのことである。今後どうなるかわからないケーブルカーであるが、乗れるうちに乗っておきたいものである。

時刻表によれば、別府国際観光時代に比べて2008年の時点では多少安くケーブルカーに乗れたそうである。なんでもケーブルカーが「遊園地のアトラクション券」で乗れて、しかもラクテンチの入場料金を「遊園地のアトラクション券2枚」で充当することが可能で、さらに「遊園地のアトラクション券4枚パック」というものも1000円で売られていたそうで、要するに1000円でケーブルカーを往復できていたとのことである。


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北越急行


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1997年8月その1


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上越線の六日町(むいかまち)駅から西に進み、飯山線の十日町(とおかまち)駅を通り、松之山温泉の入口であるまつだい駅を通り、信越本線の犀潟(さいがた)駅に至る電化路線である。

なんでもずっと昔からこのあたりに鉄道を通す計画はあったそうで、松之山温泉に直接通す「北越南線」ルートも検討されていたそうだが、松之山温泉ルートには地滑りが多いとのことでまつだい経由になったとのことである。もっともまつだいも人口はそこそこ多い。

どうせ通すなら東京と金沢を結ぶメインルートにしてしまえということで、時間をかけてトンネルをガンガン掘って、特急列車がハイスピードで通れるように踏切もなくしてしまったわけである。

そんなふうにして、在来線で最もスピードの出る区間となっていて、山形新幹線・秋田新幹線の在来線区間よりも速かった時期が2015年3月13日まで続いていた。

しかしついに北越急行を通らずに東京と金沢を結ぶ北陸新幹線が開通し、2015年3月14日から北越急行にはいっさい特急列車が走らなくなった。とても残念なことである。

それとともに気をつけることがある。これまで

・犀潟(さいがた)までの信越本線
・北越急行全区間
・六日町からの上越線
を直通する場合、「信越本線を含む運賃計算キロ」と「上越線を含む運賃計算キロ」を合算して運賃を計算し、犀潟〜六日町の運賃を加算して運賃を計算することが可能だったが、2015年3月14日から不可能になり、

・犀潟までのJR運賃
・六日町からのJR運賃
・犀潟〜六日町間の運賃
を加算した分運賃が必要になってしまったということである。

あまり地元の年輩の人間は乗っていないようだが雪深い場所なので雪の季節には乗っているのかもしれない。

夜行列車は原則として走らないことになってはいるため、2010年3月まで走っていた寝台特急北陸および2012年1月まで走っていた急行能登は長岡経由で運行されていた。

ただし2004年の新潟中越地震の際には長岡近辺より北越急行の方が線路のダメージが少なかったため、急行能登が2005年初頭の一時期北越急行経由で運行されていた。北越急行の夜行運転はこの時が唯一であった。


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北陸鉄道


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1998年8月その2


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以下の路線から構成されている。

(1) 金沢市街地、犀川(さいがわ)の南にある野町駅から南西に進み、JR西金沢駅のそばの新西金沢駅を通って南に向きを変え、鶴来(つるぎ)に至る路線。
(2) JR金沢駅の近くにある金沢駅から海岸方向に進み、内灘(うちなだ)に至る路線。

(1)(2)ともにそれなりに客がいて、朝晩は高校生などで混雑する。電車の本数も1時間に1本以上はあるようだ。

(1)の野町は不思議なところに駅があるが、もしかしたら大昔にここまで市電でも通っていたのかもしれない。
何もなさそうな場所であるが、野町の近くには忍者寺として有名な妙立寺や、室生犀星記念館などがある。
鶴来は意外と小松空港に近い場所にある。

(2)の路線は運転免許試験場の近くを通り、住宅地も通るようである。

なお、(1)の路線は、以前は鶴来からさらに南に進み、加賀一の宮まで延びていたが、2009年10月31日に鶴来〜加賀一の宮間は廃止された。もともとこの路線の電車のうち3分の2は鶴来止まりだったし、客が少なかったのであろう。


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ポートライナー


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1996年11月その2


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以下の2系統のある跨座(こざ)式新交通システム路線である。

(1) 兵庫県南部、JR三ノ宮駅の南東にある三宮駅から南(海岸方向)に進み、中公園から海岸を反時計まわりに一周して中公園に戻り、そのまま三宮駅に戻ってくる数字の6の字の路線。

(2) (1)の三宮駅から中公園、そして2駅先の市民広場までは(1)と同じ路線を走るが、そこから先は(1)と分岐して、沖合にある神戸空港駅に至る路線。
神戸空港から三宮に戻る際はこの逆コースとなる。

神戸空港が開港するまではポートライナー付近は住宅が中心で、住民以外にあまり用事のない路線であった。
UCCコーヒー博物館とかがあったり、花火会場になったりするので多少はお客があったがそれほどでもなかった。

しかし神戸空港が開港し、とても便利な路線となった。
なにしろ、遠い関西空港、近いけど鉄道だと何回も乗り換えが必要な伊丹空港に比べるとバツグンに便利になるのである。

たとえ混雑しても、高いところや海沿いを走るためながめの良い路線なので、一度乗ってみたい路線である。


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