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29.真岡鐵道のSL

説明

1994年は、ぼくがはじめて全国の鉄道に乗ろうとこころざした年でした。

2月の北海道旅行、4月に何回かおこなった首都圏の旅行があまりにも楽しかったので、もっともっと乗っていない場所に行ってみたいと思い、青春18きっぷの使えない5月には東京近辺の私鉄にたくさん乗っていました。
夏の青春18きっぷシーズンには日帰り18きっぷ旅行、夜行列車や夜行バスを使った18きっぷ旅行をして、乗ったことのない路線にどんどん乗っていました。

さて、駅のパンフレットにこんなことが書いてありました。それは、

「真岡鐵道(もおかてつどう)にSL運行!」

ということでした。

真岡鐵道は茨城県の下館(しもだて)と栃木県の茂木(もてぎ)を結ぶ路線です。ぼくはまだ乗ったことはありません。
SLというものに乗ったことがないし、どんなものかわからないですが乗ってみたいと思いました。これで真岡鐵道にも乗ったことになるわけです。

なんでもここのSLは1日1往復、午前中に下館→茂木、午後茂木→下館の順で運行されるけど、指定席券が運賃とは別に必要だとのことです。
でも指定席券はもより駅のびゅうプラザで売っているとのことで、心配なさそうです。となるとあとは、下館にどうやって行くかです。

青春18きっぷシーズンに普通列車で行くのが一番都合がいいのですが、6月にいすみ鉄道・小湊鉄道に行ったときみたいに、ホリデーパスを使い、ホリデーパスが有効でない区間は別途きっぷを買うようにした方がお得なようです。
実際6月は茂原で降りて大原まできっぷを買っていすみ鉄道に乗りました。真岡鐵道に行くときも小山で下館までのきっぷを買って行くと青春18きっぷシーズンでなくても下館までお得に行けそうです。

ですので、SLに乗るのは9月の秋分の日以降の休日に行くことにしました。まずはホリデーパスと指定席券です。
びゅうプラザでホリデーパスと指定席券を買いました。ただし往復ともSLに乗る必要はないと考えたので、帰りは普通のディーゼル車で下館まで帰ろうと思い、行きだけ買いました。その際、係員に、

「真岡鐵道の乗車券は下館で買うのですか?」
と質問したら、

「はい、そうです。ここで売るわけにはいきませんからね。」
と係員は返答しました。よし、下館ではちゃんと乗車券を別途買おう、そう確認しました。

そして無事、SLに乗る日の朝を迎え、上野駅に向かったのです。

東北本線その1

上野駅

早起きして、なんとか上野駅にやってきた。なにしろきょうは水戸線の下館(しもだて)まで行って、真岡鐵道(もおかてつどう)のSLに乗る予定なのだ。もう指定席券は買ってあるが、なにしろ下館発は1日1本しかないので寝坊するわけにはいかない。
もう少しゆっくりしていたいが、残念ながら水戸線の電車はけっこう少ないので、下館まで急いで行っておく必要があるのだ。

上野駅は上下二層構造になっている。この理由の説明はむずかしい。いつからこうなのかもよくわからない。
東北本線や高崎線の列車は、特急や急行だと下の層から発車することが多いが、普通列車の半分以上は山手線や京浜東北線と同じ高さの上の層から発車する。きょう小山(おやま)まで乗る電車もそうだ。

きょうはひさしぶりにホリデーパスを使っている。6月以来だ。もう9月10日を過ぎていて、青春18きっぷは使えないが、ことしから1年中ホリデーパスが使えるようになったので、小山までの往復ならホリデーパスの方がお得なので使うのである。
スーパーホリデーパスという4000円のきっぷもある。下館はホリデーパスは使えないがスーパーホリデーパスは使える。だからもしも小山〜下館間の運賃が1000円以上ならスーパーホリデーパスを使った方がお得である。でも実際は1000円より安いのでホリデーパス+小山〜下館間の運賃の2倍の方がお得、というわけである。

休日の朝早くは、青春18きっぷが使えないこともあってそれほど電車も混雑していない。今年からばりばりJRに乗るようになったので上野駅に来ることも以前より多くなった。
以前も金があまりかからない「120円おおまわり旅行」ならけっこう乗っていたが、大宮から北に乗ることができない(1994年現在)。だから大宮から北の景色は最近になって見ることが多くなった景色である。きょうもしっかり景色を見よう。

上野〜小山

電車は上野駅の高い方のホームを出発し、尾久を越えて赤羽を過ぎ、川を渡っていく。見慣れた景色だ。京浜東北線の電車とすれちがったり追い越したりしながら大宮に着く。
大宮を過ぎると住宅が多少少なくなってくる。高崎線沿いと比較すると東北本線のルートは住宅が少なくなるのが早いようだ。

車内を見ると車掌がまわってくるのが見えた。上で書いたとおり、きょうぼくが持っているきっぷはホリデーパスだけど、まだ小山→下館のきっぷを買っていない。もしかしたらあの車掌さんから買えるかもしれないなと思い、車掌さんを呼び止めてみた。
車掌にホリデーパスを見せて、「小山→下館」の車内補充券をガリガリッと印刷してもらう。やっぱりこの券はいいなあと思う。
ハンディープリンターでなく、穴をあけるやつでパチンパチンとする補充券もいい。またどこかで手に入るだろう。

車掌が行ってしまうと住宅が少なくなり、もうすぐ古河(こが)である。やっぱりこのあたりはそれほど見慣れない景色なので見ると気分がいい。
古河を過ぎてさらに住宅が少なくなり、栃木県に入っていく。しばらくすると右手から新幹線の高架が近づいてきて市街地に入っていき、目的地の小山に到着である。電車を降りる。

乗り換え

もし車掌に会ってなかったらいったん改札を出て下館まできっぷを買おうかと思っていたが、出会って補充券を手に入れているので精算の手間がない。だからただちに水戸線ホームに行こう。階段を上がって進む。
なんと水戸線ホームに向かう階段の上に駅員が2人ほどいて、きっぷをチェックしている。水戸線には何回か乗ったことがあるがこんなのは初めてだ。
とりあえずホリデーパスと小山→下館の補充券を見せると通してもらえた。

階段をおりる。水戸線ホームに向かう階段はもう1つあるのでためしにのぞいてみたが、もう1つの方も駅員がきっぷチェックをしているようだ。
なんでこんなことしているのかなあと思った。下館からの帰りに小山まできっぷを買わずに、190円とかのきっぷでも買われてホリデーパスで不正乗車でもされてしまうのを心配したのかもしれないなあと思った。
それにしては2011年の今まで、この場所できっぷチェックをしているのに遭遇したのが1994年のこの日だけだったのが疑問である。

なんとなくぼくが思うのだが、このころJR東日本は自動改札化が進んでいて駅員が余っていた状態で、余った駅員をリストラとかせずに、こういうきっぷチェックにまわしていたんじゃないかと思い返している。
そして時代が進むと定年退職で駅員が減り、きっぷチェックにまわす人員も減り、そんなわけでこれ以降小山のこの位置でのきっぷチェックは行われなくなったのではないかと想像する。

1994年の話に戻る。さあ、水戸線の電車に乗って下館に向かおう。

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水戸線その1

旅行記本文

小山駅の水戸線ホームに通じる階段の上で、ホリデーパスと「小山→下館」の補助券を見せて階段をおりてホームに行く。
5ヶ月ぶりの水戸線なので見慣れた景色である。先月には水戸近辺の電車に乗っているし、水戸線も似たような見慣れた電車だ。まずは乗ろう。

真岡鐵道にSLが走るので、もっと混雑しているかと思っていたが、意外と水戸線の電車は客が少ない。多少発車まで時間があるし、こんなものかなあとこの時は思っていた。
それでも多少は客がいる。真岡鐵道に乗る客も少しはいるだろう。空席の方が多いまま電車は小山駅を発車する。

電車は小山の市街地を進むが、すぐに市街地を離れていく。見慣れた景色なのでじっくりながめることもなく、ぼーっとながめている。これからSLに乗るわけだし、水戸線はこんなものでいいだろう。
そのまま時間が過ぎて、やがて5ヶ月ぶりの下館駅に到着した。右の方に4月に乗った関東鉄道のホームが見える。

念のため真岡鐵道のホームを探してみるが、どうやら関東鉄道とは反対側のようだ。SL発車までは時間もあるし、ゆっくり行こう。「小山→下館」の補助券を渡して改札を通る。

さて、もうすぐ10時だ。トイレに行きたいけど、駅のトイレに行くよりも、デパートのトイレに行った方が良さそうだ。
下館の駅前にはデパートらしい建物があった。よし、10時を待ってデパートのトイレに行こう。10時になってデパートがオープンした。よし入ろう。
1Fにはトイレがないデパートも多いが、幸いここはトイレがあるようだ。無事トイレがすんだ。

トイレを出ると、どこかでカロリーメイトでも売っていないか探してみた。見ればトイレのそばには薬局があるではないか。カロリーメイトが売っていそうだなあ。

薬局

あったあったカロリーメイトだ。きょうの昼食はSLの中でこれを食べよう。

カロリーメイトを買うともうデパートですることはないので、ただちに下館駅に戻った。

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真岡鐵道その1

乗車

下館(しもだて)駅の駅前のデパートでトイレに行き、カロリーメイトを買って駅に戻った。

まずはきっぷを買おう。お客はかなり集まってはきたが、自動券売機に行列ができていたりはしなかった。無事終点の茂木(もてぎ)まできっぷを買う。
そして東京のアパートもより駅のびゅうプラザで買ってきた指定席券を取り出す。そしてきっぷと指定席券を見せて改札を通る。

ホームに行く。ホーム自体は南の方にある関東鉄道のホームとそれほどかわりばえはしなかったが、客はかなりいた。みんなこれからSLに乗る客だろう。
SLはもう停車していた。まだしばらくホームで待つようだ。そしてようやく乗車してもいいことになった。さてぼくの席はどこだろうと指定席券を見てみた。
ん?座席番号なんか書いてないぞ!

どうもぼくが「指定席券」と呼んでいたのは、正確には「乗車整理券」というものだったらしい。
座席が指定されているわけではなく、あくまでも客車の座席以上に客を乗せないようにするだけのもので、乗ったら席は早いもの勝ちです、といったたぐいのものらしい。
しかも乗ってみたら2人がけのロングシートなんてものまである。ロングシート以外はボックスシートらしいし、それならロングシートの方がいい。
ボックスシートはあらかた埋まったようだが、ぼくのとなりに客が来るほどは混雑していないようだ。もうすぐ発車時刻だ。

そのうちブオーと汽笛が聞こえた。ずいぶん遠くのようだ。だいぶ客車をつないでいるんだな。
そして音もなく発車した。電車だとグイッと発車するけど、客車の発車はスムーズなのだ。なんだか違うなあと思う。

けむり

客はそれなりにいるようだが、ぼくがすわっているロングシートのエリアの方までは来ないようだ。駅から多少離れたようだし、景色でもながめてみよう。
うーん、窓からSLのけむりが見える。そりゃそうか。SLだからなあ。

しかもここ、住宅街だ。この沿線の住民たちは、SLが走る時はいつもこんなふうにもくもくしたけむりを見ているわけだ。たいへんだなあ。

今は限られた場所しかSLは走っていないけど、大昔は全国にSLが走っていたんだなあ。全国にもくもくしたけむりが見えていたわけだ。

鉄道がSLしかなかった時はSLってありがたいものだったろうけど、同時にやっかいなものだったんだろうなあ。そう感じた。

そしてもう一度窓の外を見た。ありゃ!カメラを構えた人たちがあんなにいる!

カメラ

うーん、こういう特別な列車って、乗ってこそ良さがわかるんじゃないかと思うけど、乗らずに写真で撮るだけって人がかなりいるんだなあ。
そんなことを考えながら進んでいく。

SLは進み、市街地を離れていく。カロリーメイトでも食べよう。
市街地を離れてからも、相変わらず窓からけむりが見えている。そして沿線のそこここにカメラを構えた人たちがいる。
こういう鉄道を撮影する人たちってけっこう多いのかなあ。

2月の北海道旅行でもそれなりにカメラを持った人たちはいたけど、大通公園とか、宗谷岬とか、そういう観光地を撮る人たちくらいだったからなあ。そんなにJRの列車を撮影する人たちじゃなかったなあ。
それだけSLっていうのは特別なもの、ってことなんだろうけど、やっぱり特別な列車に乗らずにカメラで撮るだけっていうのは理解できないなあと思う。まあ人それぞれなんだろうなあ。

到着

列車は真岡、益子(ましこ)と停車していく。あまり乗り降りはない。やっぱり終点の茂木まで乗る人がほとんどなのだろう。
けむりとカメラを持った人たちを見ながら、SLは終点の茂木に到着したようだ。なにしろ客車なので電車みたいにいかにもブレーキ、って感じじゃなくてスーッと停まるので到着がわかりにくいのだ。それでもほかの客が降りていくらしいのでぼくも出口に向かう。

SLの客車を降りてホームに出る。降りた客はカメラを構えてSLを撮っている人たちが多いが、とりあえず行き止まり駅なので改札は通らなければならないだろう。
きっぷを渡して改札を通る。茂木駅を出て駅前を出てみよう。

駅前はそれほど広くはなかった。4月に行った同じ栃木県の烏山(からすやま)駅とそれほどかわりばえするものでもなかった。

それだけ確認すると、下館行きのきっぷを買うためまわれ右して駅の中に戻った。

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真岡鐵道その2

旅行記本文

茂木(もてぎ)の駅前をぐるっと見渡すと、ぼくはまわれ右して駅に戻った。
そして下館(しもだて)まできっぷを買う。改札を通る。

今まで乗ってきたSLはしばらく休憩してから下館行きになる。また指定席券・・・ではなく「乗車整理券」を買うことが必要だ。
だから帰りは普通のディーゼル車で帰ることにしよう。

ディーゼル車に乗る。SLにあれだけいたお客は全然乗ってこない。どこかに昼食でも食べに行ったのだろうか。
ともあれすわれるのはいい。1994年になってばりばり鉄道に乗り始めたが、ここのディーゼル車は水郡線のディーゼル車ほど新型ってわけじゃないようだ。
でもものすごく古いというわけでもない。席にすわると発車だ。

ディーゼル車は、もと来た道を戻っていく。
SLに乗っていた時はほうぼうに見えていたカメラを構えていた人たちは見かけない。たぶん下館行きのSLが走るまで一時休憩しているのだろう。SLが走る時はいつもこんなにカメラを持った人たちがいるのかなあ。
やっぱりSLの排煙がない分、景色が見やすい気がする。

鉄道が走るくらいだから、ところどころ市街地っぽくなってはいるが、やはり畑の多い土地である。でも終点下館が近づくとまた市街地だ。
考えてみれば、大昔は電車はなくてSLだけだったから、こんな市街地をSLの排煙がもうもうと毎日舞っていたんだなあと改めて思う。
SL、SLともてはやされてはいるが、あまりいい思い出のない人も多いだろうなあと思う。そんなふうにして終点下館に到着である。

ぼくが持っているのはホリデーパスなので、下館から小山まできっぷを買わなければならない。いったんJRの方のきっぷ売り場に行こうと、ぼくは真岡鐵道のきっぷを渡して改札を出た。

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水戸線その2

旅行記本文

茂木(もてぎ)から乗ってきた真岡鐵道(もおかてつどう)のディーゼル車を下館(しもだて)で降りて、いったん改札を出る。JRのきっぷを買う必要があるからだ。
自動券売機で小山までのきっぷを買うとすぐに改札を通る。小山行きの電車までそれほど時間がないからだ。階段を上がっておりてホームに行く。

向こうには4月に乗った関東鉄道のホーム、あっちにはさっきまで乗っていた真岡鐵道のホームが見える。もう下館も次に来るのは何年後になるかわからないからしっかり景色を見ておこう。

小山行きの電車がやってきた。今度もそんなにお客は多くない。
きょうSLに乗ったことにより、鉄道って乗ることが目的でなく、写真を撮ることが目的の人がかなりいることがわかった。そんな人たちは鉄道に乗らず、車で下館まで来ているらしい。
いったい何のために真岡鐵道はSLを走らせているんだろう?写真を撮られることが目的とは思えないけどなあ。

まあともかく一度SLに乗ってみた。進んで乗るものじゃなさそうだ。まあ、またいつか乗ってみようか程度のものだろう。

電車は下館の市街地を離れ、午前中も通った畑の広がる景色を進んでいく。
そしてまた市街地になり、終点小山に到着した。電車を降りる。階段を上がる。
なんと午前中もいた係員がまだ階段の上にいる。ぼくは下館→小山のきっぷとホリデーパスを係員に見せた。
もしかしたら小山まで行けないきっぷで水戸線に乗って、ホリデーパスで都内に帰ってくる人ってけっこう多いのかもしれないなあと思う。

さあ、あとは上野行きで帰るだけだ。上野行きのホームをめざした。

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東北本線その2

発車

小山駅の水戸線ホームから階段をのぼったところにいた駅員に「下館→小山」のきっぷとホリデーパスを見せた。さあ、東北本線のホームに行こう。
階段をおりて上野行きのホームにやってきた。このあたりは電車がひんぱんにやってくる。電車が到着する。楽にすわって発車。
午前中に来た道を引き返していく。なにしろこのあたりはそれほどひんぱんには乗らない区間だからしっかり景色を見ておこう。ながめがいいなあ。

ぼくはついさっきの真岡鐵道のSLのことを思い出してみた。SLって、当然だけどけむりがもくもく出るものなんだなあ。
そんなものが100年近く前は、全国を走り回っていたんだなあ。さぞかし全国けむりまみれだったんだろうなあ。そう感じた。
今もまだ、いろいろなところでSLは走っているが、近くに住んでいる人たちはけむりに耐えながら住んでいるんだなあ、たいへんだろうなあ、そう感じた。
まあ、SLはあまり好んで乗るものじゃなさそうだ。そう思っておこう。

それから沿線にいた、ただただカメラを持ってこちらを写している人のことも考えた。SLみたいな列車だと、どうやらカメラで写すだけで乗らない、そういうファンがいるみたいだ。
ぼくはまだまだ全国の鉄道に乗り始めて間がないが、もしかしたら全国各地に列車はカメラで写すだけという人がいるのかなあ。そう考えた。
ぼくは今年、大垣行きの夜行に数多く乗ったが、少なくとも大垣行きをカメラで写している人はいなかったなあと思い起こしてみた。

まあ、カメラは高価なものだし、カメラにはいやな思い出もあるし、ぼくはこれからもカメラを買おうなどとは考えないだろうなあ。そう考えた。

帰宅

電車は埼玉県に入り、各駅に停車していく。
しかしそれほど乗客が増えるわけではない。青春18きっぷのシーズンでないと、やっぱり多少電車ってすいているんだなあ。そう感じた。18きっぷはどうしても18きっぷがお得な区間だけで使って、18きっぷが必ずしも必要でない区間は18きっぷシーズン外で旅行した方がいいなあ。そう思った。

電車は大宮を過ぎた。ここからはいわゆる「120円おおまわり旅行」でも通れるし、なじみの景色である。
せっかくホリデーパスがあるんだし、もうちょっと乗ってもいいような気もしたが、このあたりのめぼしいJRや私鉄はほとんど乗ってしまっているし、それにちょっとだけ疲れている。
だからきょうはまっすぐ寮に帰ることにしよう。そう考えているうちに電車は川を渡って赤羽を過ぎ、尾久の車庫を過ぎていく。

そして電車は上野に到着した。まだまだ日も暮れていないが、早めに寮に帰って、コンビニでめしでも買って食べて風呂に入って眠ることにしよう。また会社漬けの日々が始まる。

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