JR以外の路線・た〜ち


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樽見鉄道


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1996年4月その1


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東海道本線の大垣駅から北に進み、本巣(もとす)、神海(こうみ)を経由して終点の樽見(たるみ)に至る非電化路線から成る鉄道会社である。

もともとは樽見線という国鉄線であったが、樽見線という名称にもかかわらず、途中の神海までしか開通していなかった。皮肉にも第三セクターになって樽見まで開通できたわけである。

終点の樽見から歩いていける距離の場所に淡墨桜(うすずみざくら)と呼ばれる桜の名所があるらしい。もしかしたら桜の季節は混雑するかもしれないが、それ以外の季節はすいているのかもしれない。

以前は桜の季節に「観桜(かんおう)ダイヤ」と称して臨時列車をたくさん走らせていたはずだが、最近の時刻表ではそんな臨時列車は載っていない。もうやめてしまったのだろう・・・

・・・と書いていたが、2月発売の時刻表には書いておらず、3月発売の時刻表には書いてあったことがわかった。とは言っても、4月1日から10日とちょっとの間、1日に数本列車が増えるだけである。桜がいつ咲くかわからないので必要以上に列車数を増やしたりできないのだろう。


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筑豊電鉄


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2000年9月


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鹿児島本線の黒崎駅と折尾駅の間にある西鉄北九州線の熊西(くまにし)駅から南に進み、山の多い場所を通り抜けて、日田彦山線の直方(のおがた)駅の約800m北の筑豊直方(ちくほうのおがた)駅に至る電化路線である。

すべての電車は西鉄北九州線の黒崎駅前〜熊西間に乗り入れており、西鉄〜筑豊電鉄を直通する客が払う運賃は、2社の運賃を合わせた上に一定の金額を引いた運賃となっている。

西鉄北九州線の折尾駅前〜熊西間が廃止されてしまった現在でも当時の料金体系のまま筑豊電鉄に引き継がれて営業している。

電車の中にディスプレイがあり、女性が映って次に停車する駅を九州なまりのアクセントで案内している。

案内と案内の間には筑豊電鉄近辺のコマーシャルも映すことがある。コマーシャルが流れる路線は他に土佐電鉄などがある。


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秩父鉄道


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1995年10月その2


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区間など
他社線乗り入れ
利便性など

[区間など]
東武伊勢崎線の羽生(はにゅう)駅から西に進み、JR高崎線の熊谷(くまがや)、JR八高線の寄居(よりい)を通って南西方向に向きを変え、長瀞(ながとろ)、秩父、西武秩父線の西武秩父から少しだけ歩いたところにある御花畑(おはなばたけ)、影森を通り、終点の三峰口(みつみねぐち)に至る電化路線である。

運賃とは別に急行料金のかかる急行が走っている。平日はおもに熊谷〜影森間に走っていて、1往復のみ羽生〜影森間を走っている。

土休日は羽生〜三峰口間を走る急行が多く、いくつか熊谷止まり・影森止まりがある。

それから臨時列車としてSLパレオエクスプレスが走ることがある。人気の列車である。

各駅停車は羽生〜三峰口全区間を走る列車が多く、いくつか羽生〜熊谷間の列車、その他の区間列車がある。

[他社線乗り入れ]
秩父鉄道と西武秩父線は基本的には相互乗り入れを行っておらず、乗客はたいてい御花畑から西武秩父まで歩いて乗り換えなければならないのだが、平日・土休日ともに、ごく限られた時間帯に相互乗り入れ列車が走ることがある。

これらの列車が通る連絡線は以下の2区間がある。

(1) 御花畑から横瀬(よこせ。西武秩父から1つ吾野寄りにある)に至る連絡線
(2) 影森から西武秩父に至る連絡線

(1)は秩父鉄道の長瀞(ながとろ)が始発である。(2)は秩父鉄道の三峰口が始発である。運賃の計算方法は御花畑と西武秩父を同一駅とみなして計算するので、(1)を通る列車に飯能方面から来て御花畑で降りる場合、西武秩父までの運賃で御花畑に降りられることになる。

同様に、(2)を通る電車に三峰口から来て西武秩父で降りる場合、御花畑までの運賃で降りられる。ただし西武秩父で秩父鉄道の乗車券を売っているのか、御花畑で西武鉄道の乗車券を売っているのかはわからない。調べてほしい。

また、連絡線を通る飯能→横瀬方面の列車の半分以上は、長瀞行きと三峰口行きが飯能から横瀬まで前後に連結されて運行されているので、乗る際に長瀞行き車両なのか三峰口行き車両なのか確認して乗る必要がある。前後どちらが長瀞(三峰口)行きなのかは調べてほしい。

連絡線を通って西武秩父線に入った列車は、平日は西武池袋線の飯能(はんのう)止まりだが、土休日は池袋まで走っている。

東武伊勢崎線や東武東上線とは相互乗り入れはないが、東武伊勢崎線と東武東上線で電車を回送する際に、羽生と寄居との間で東武の電車を通すことがあるとのことである。

回送電車がいつ通るかという情報がどこで得られるかわからないが、情報を入手できたら見に行くとおもしろいかもしれない。

[利便性など]
秩父鉄道は貨物運輸を行っており、旅客よりむしろそちらでの収入を頼りにしているようだ。

ただし秩父鉄道の熊谷駅まで貨物運輸を行っているわけではなく、秩父鉄道の熊谷駅から若干西から北に進む貨物専用の線路があって高崎線の籠原(かごはら)の東の方に出て、そこから高崎線経由で貨物を運搬しているとのことである。

秩父鉄道は西武秩父線より早く秩父に到達して鉄道を運行しているわけだが、いかにも遠回りで、寄居経由・熊谷経由のいずれで秩父鉄道を使う場合でも西武秩父線の方が都心から秩父に行くには便利な気がする。

また、羽生〜寄居間について言えば、埼玉県東部は鉄道のない地域が広く、それらの地域の住民は自家用車を持っていれば鉄道を最初から使わない方が便利な場所が多そうである。

それでも熊谷近辺はぎりぎり都心への通勤客が使う可能性もある地域である。秩父のためにも、いつまでも続いていてほしい鉄道会社である。


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千葉都市モノレール


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1994年6月その1


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以下の2区間で構成されている懸垂式モノレール路線である。

(1) 京葉線の千葉みなとから総武本線の千葉駅の近くを通り、県庁前に至る区間。
(2) (1)の途中の千葉駅からスポーツセンター、動物公園を通って総武本線の都賀(つが)駅を通り、千城台(ちしろだい)駅に至る区間。

このあたりは自家用車が多く、渋滞になることが多いためそれなりにモノレールの客は多い。
しかしモノレールは曲がりくねって進むため千葉〜都賀相互間でモノレールを使う客はほとんどなく、区間内の駅に用がある客がほとんどである。

また、千葉〜千葉みなと間も実はモノレール運賃よりJRで蘇我経由で行く方が運賃が安いのでそれほど客はいない。ただ、バスが通っていて運賃が100円ではあるがあまり客がいなかったため、千葉〜千葉みなと間にそれほど需要がないのかもしれない。

沿線の動物公園には近年話題になっているレッサーパンダがいるため、レッサーパンダを見るためモノレールに乗る客も多い。とは言ってもそんなに黒字とも思えず、モノレールが続いていくかは千葉市民次第である。


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ちほく高原鉄道(ふるさと銀河線)


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1994年2月


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JR根室本線の池田駅から、足寄(あしょろ)、陸別、置戸(おけと)を通り、JR石北本線の北見駅に至る非電化の第三セクター路線であった。

以前は国鉄池北線(ちほくせん)だった。さらに以前、まだ石北本線上川−遠軽間が開通していなかった頃は網走本線と呼ばれ、札幌−網走間を結ぶ路線はここだけだったこともある。かなり遠回りだが、この路線ができるまでは札幌−網走間は稚内経由で船で行き来していたことを考えると速くなったのであろう。

石北本線が開通してからずっと、沿線住民と帯広−北見間を行き来するお客くらいしか使っていないようで、とうとう2006年4月に廃止されてしまった。残念なことである。


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銚子電鉄


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1994年11月その2


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JR総武本線の銚子(ちょうし)駅から東に進み、しばらくして南に向きを変え、犬吠埼から歩いて行ける距離にある犬吠(いぬぼう)駅を通り、終点の外川(とがわ)に至る電化路線である。

列車はすべて各駅停車で、銚子駅はJRの駅のホームを間借りしており、きっぷもホームで売っている。

短い路線で地元客は自家用車を使う人が多く、観光客が使うほかは高校生などが使っていそうである。

ローカル私鉄には鉄道以外の収入で支えられている鉄道会社があるが、ここもどうやらその1つのようである。

なんとか続いてほしいがどうなるだろう。


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