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JR以外の路線・か

△加越能鉄道

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103.富山の私鉄と神岡鉄道

越ノ潟・南富山・魚津・奥飛騨温泉口

てびき

北陸本線の高岡駅から氷見(ひみ)線と似たような場所を北に進み、途中で氷見線と分かれて右に曲がり、海に面していた終点、越ノ潟(こしのかた)に至る電化路線であった。

高岡から途中までは道路の中央を走る、いわゆる市電区間で、越ノ潟周辺は専用軌道を走る路線であった。

あまり客の利用状況はかんばしくなかったようで、加越能鉄道はこの区間の営業をあきらめたが、第三セクター「万葉線」が営業を継続していくことになった。

加越能鉄道自体はバス会社として存続しているようである。全国各地に会社名に「鉄道」という文字を含むバス会社があるのがなんとももの悲しいものである。

なお、加越能鉄道時代は越ノ潟の駅のそばには港があって無料で乗れる船が出ており、万葉線になってもしばらくは続いていたようだが、現在どうなっているかは以下の万葉線の項目を参照のこと。

万葉線 以前加越能鉄道が走っていた場所で現在走っている万葉線について説明しているページです。

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岳南電車

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53.天浜線と岳南鉄道

中部天竜・新所原・掛川・岳南江尾

てびき

「がくなんでんしゃ」と読む。

東海道本線の吉原駅からいったん北に進んだ後で東に進み、終点の岳南江尾(がくなんえのお)に至る、全区間静岡県内を走る短い電化路線である。

静岡県の私鉄は、観光型(伊豆急行、伊豆箱根鉄道など、観光地直結の路線)と都市型(静岡鉄道、遠州鉄道など、大都市直結の路線)があるが、岳南鉄道はそれらのいずれでもない。

沿線の住民くらいしか利用者のいない路線であるが、あるからには使われてほしいものである。

なお、以前はこの鉄道会社は貨物輸送を行っており、鉄道会社名も「岳南鉄道(がくなんてつどう)」だった。

しかし全国どこでも貨物輸送はトラックによる輸送への転換が進んでいて、岳南鉄道も貨物輸送を廃止することになり、それと前後して会社名を現在の名称に変更した。このため上記にリンクされた旅行記では岳南鉄道と記述している。

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鹿児島市電1系統

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117.最後の西鹿児島発寝台特急はやぶさ

清輝橋・江波・人吉・谷山・西鹿児島

130.九州完全乗車旅行

宮崎空港・志布志・枕崎・ラクテンチ上

てびき

鹿児島駅前を起点に高見馬場、郡元を経由し谷山に至る路線である。

高見馬場〜郡元間では、鹿児島中央駅前を経由せず、もう少し鹿児島港寄りを走るのが特徴である。鹿児島駅前から郡元までは道路の中央を走るが、南鹿児島のあたりで道路をはずれて専用軌道に入り、谷山に至っている。

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鹿児島市電2系統

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117.最後の西鹿児島発寝台特急はやぶさ

清輝橋・江波・人吉・谷山・西鹿児島

てびき

鹿児島駅前を起点に高見馬場、鹿児島中央駅前を経由し郡元に至る路線である。

全区間道路の中央を走行する。

鹿児島市電は全区間均一運賃で、1系統と2系統を乗り継ぐ場合、ひとふで書きで、冗長でない(高見馬場から鹿児島駅前方面までの各駅から、郡元から谷山方面の各駅までの区間に乗るのに途中2系統に乗ったりしていない、という意味)限り、高見馬場と郡元で乗り換え券が発行され、乗り換え券で目的地まで乗れる。実際ぼくは1999年2月の旅行で西鹿児島駅前(鹿児島中央駅前の以前の名称)から南鹿児島まで至る際に、郡元で女性運転手さんに乗り換え券を発行してもらっている。

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△鹿島鉄道

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20.茨城の私鉄めぐり

鉾田・常陸太田・鮎川・阿字ヶ浦

てびき

常磐線の石岡駅から、霞ヶ浦と北浦の北を東に進み、鉾田(ほこた)に至る非電化路線であった。

鉾田駅から鹿島臨海鉄道の新鉾田駅までは多少距離があって、歩くと道を間違えやすい場所であった。

地磁気観測所のせいで直流電化できず、交流電化だと高価な電車を購入する必要があるためずっと非電化であった。

ほとんど沿線の住民、それも半分以上の乗客が高校生であった。常磐自動車道が開通したこともあって、すでに沿線は車社会になってしまっている。

そんなこともあって2007年3月31日に廃止されてしまった。茨城県では日立電鉄も廃止されており、残念なことである。

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鹿島臨海鉄道

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8.大洗から那珂湊まで歩く

大洗・那珂湊

20.茨城の私鉄めぐり

鉾田・常陸太田・鮎川・阿字ヶ浦

30.鹿島臨海鉄道と銚子電鉄

水戸・鹿島神宮・銚子・外川・京成成田

てびき

JR常磐線・水郡線の水戸駅から東に進み、大洗に至り、そこから南に向きを変えて、新鉾田、そしてわずか数年ではあるが日本で一番長い駅名だったことがある長者ヶ浜潮騒はまなす公園前を通り、鹿島サッカースタジアムに至る第三セクター路線である。

ただし鹿島サッカースタジアムは臨時駅で、鹿島アントラーズが駅前のスタジアムでサッカーをする時のみの営業である。鹿島サッカースタジアムに停車する(もしくは通過する)すべてのディーゼル車は1駅南のJR鹿島線の鹿島神宮駅まで乗り入れている。

なんでも鹿島サッカースタジアムは以前は北鹿島というJRの貨物駅で、Jリーグが始まってしばらくしてスタジアム用の臨時駅になったとのことである。

「臨海」と言うわりにはあまり海のそばは通っていない。

以前は各駅停車が数時間おきに1本で、「急行はまなす」と言う安い急行料金で乗れる2列席の急行が各駅停車の間に走っており、前面にモニターがついていて運転手席からのながめを映していたことがあったのだが、現在はすべての列車が各駅停車である。水戸から鹿島神宮までの列車でさえ1時間に1本以上走っていて、水戸〜大洗間の区間列車も頻発している。

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△神岡鉄道

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103.富山の私鉄と神岡鉄道

越ノ潟・南富山・魚津・奥飛騨温泉口

てびき

高山本線の猪谷(いのたに)駅から南東に進み、奥飛騨温泉口(おくひだおんせんぐち)に至る非電化路線であった。
猪谷のみ富山県、その他の駅は岐阜県内にあった。
客が少なかったようで、2006年11月30日に廃止されてしまった。

普通列車のみの路線で、約2時間おきに列車が走っていた。
猪谷〜奥飛騨温泉口の列車のほか、なぜか途中の神岡鉱山前から奥飛騨温泉口の区間列車があった。

高山本線が水害で長い運休になってしまい、その復旧を待たずに廃止することになったわけである。最近になって鉄道の廃止が増えてきたような気がする。

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△関電トロリーバス

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91.立山・黒部アルペンルートと特急白山

信濃大町・室堂・和倉温泉・氷見・城端

てびき

長野県の、大糸線信濃大町駅からバスに乗って行ったところにある扇沢駅から、山をぬけた先にある富山県の黒部ダムからみやげもの屋をぬけたところにある黒部ダム駅に至る、全区間トンネルを通るトロリーバス路線であった。

だいたい4月から11月はじめまでの営業であり、11月はじめから翌年4月までは休止していた。

「立山黒部アルペンルート」と呼ばれる、信濃大町から富山もしくは魚津に至る、複数の公共交通機関の総称の一部を構成しており、観光地として名高い黒部ダムに行くほぼ唯一の交通機関であった。

さらに公共交通機関を乗り継いで先に向かえば、天気が良ければながめがいい立山ロープウェイに向かうこともできていた。

トロリーバスになったのは、普通のバスだと排気ガスが出てトンネルの運行に支障をきたすという理由からと思われていた。

立山黒部アルペンルートに便利に乗れる「立山黒部アルペンきっぷ」と呼ばれる企画乗車券があり、以前は東京からも使えたが、現在は名古屋や大阪などから出発するものしか発売されていない。

さらに以前は一般周遊券のルートとしても使うことができた。とは言っても、実はこのトロリーバスに乗る人の大半はパック旅行の一部として乗る人たちがほとんどで、以前からそれほど立山黒部アルペンきっぷを使う人はいなかったようである。

2018年11月をもって関電トロリーバスは廃止され、2019年春からこの区間にはバッテリーでモーターを動作させて運行するバスが走ることになった。

そのため、現在日本でトロリーバスと言えば、この立山黒部アルペンルートに残った立山トロリーバスのみなので、トロリーバスにとにかく乗りたいという人もここに来る必要がある。

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関東鉄道

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17.いすみ・小湊・竜ヶ崎

大原・上総中野・五井・竜ヶ崎

63.烏山線と関東鉄道

鬼怒川温泉・日光・烏山・下館・取手

てびき

以下の2路線から構成される鉄道会社である。いずれも茨城県内を走る非電化路線である。

(1) 常磐線の取手駅から北方向に進み、つくばエクスプレスの守谷(もりや)、水海道(みつかいどう)、下妻(しもつま)を経由して水戸線の下館(しもだて)に至る路線。常総(じょうそう)線と呼ばれる。
(2) 常磐線の龍ケ崎市(りゅうがさきし)駅のそばにある佐貫(さぬき)駅から南東方向に進み、竜ヶ崎(りゅうがさき)駅に至る路線。竜ヶ崎線と呼ばれる。龍ケ崎市のそばに竜ヶ崎があるわけではないので注意すること。

(1)の路線はけっこう長い区間なので、取手から下館まで直通するディーゼル車は少なく、たいていは途中の守谷(もりや)、水海道(みつかいどう)止まりである。
若干下妻(しもつま)発着のディーゼル車もある。どの区間もだいたい30分に1本以上ディーゼル車が走っている。
(2)の路線は短い区間であるが、竜ヶ崎はそれほど小さくもない都市らしく廃止されない程度に客がいて、やはり30分に1本程度ディーゼル車が走っている。

昔は関東鉄道はこのほかにも路線があったが廃止されたとのことである。なにしろ茨城県は平地が多く、高速道路以外の道路もそれほど混雑しないので、地元の客はそれほど多くなく、高校生がおもな客なのだ。
とは言っても常磐自動車道と東京都心を結ぶ首都高が大混雑するので、遠距離から沿線近くに来る客は関東鉄道を使う比率が高いかもしれない。

また(1)について、関東鉄道沿線に用はなく、通り抜ける目的で利用する人はとても少なさそうである。
なにしろ取手から友部(ともべ)経由で下館まで行くJR運賃と(1)の路線の運賃は、若干(1)の方が安いくらいでそれほど変わらないのだ。

さらにつくばエクスプレスができて、今まで取手まで来て常磐線の上野行きに乗り換えていた守谷より北の客の半分以上が、守谷でつくばエクスプレスに乗り換えているようになったのだ。
おそらく常磐線よりつくばエクスプレスの方がすいているだろうし、その気になれば守谷始発のつくばエクスプレスに乗ってすわって行くことも可能だからだ。

このように逆風ばかりの関東鉄道だが、CO2排出量削減ということを考えても、ずっと続いてほしい鉄道会社である。

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△蒲原鉄道

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88.新潟・山形の私鉄めぐり

五泉・月潟・ガーラ湯沢・利府・荒砥

てびき

磐越西線の五泉(ごせん)駅から南西に進み、数キロ離れた村松駅に至る電化路線であった。

以前は村松からさらに路線が延びていたこともあったらしいが、廃止直前は五泉〜村松のみの営業であった。

営業が続いていたくらいだからそれなりにお客があったのかもしれない。

しかし、1999年10月に廃止されてしまった。よく続いたものだなあと思う。

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