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97.寝台特急出雲・錦帯橋・ひかりレールスター

説明

背景

2000年3月は青春18きっぷを3回分使って東北旅行をすることにしました。

そうすると青春18きっぷが2回分余ります。さてどこに行きましょうか。

なんとなく乗ってみたい特急が2本あります。それは、

・寝台特急出雲
・ひかりレールスター

この2つです。青春18きっぷでは特急に乗れませんが、この特急だけ別に乗車券を買って、残りの区間は18きっぷとすると効率が良さそうです。
とりあえず計画を立ててみました。

計画

当初の計画はこうです。

・下り出雲→出雲市→益田→小郡→ひかりレールスター→新大阪→東京

このうち青春18きっぷが使えるのは出雲市→小郡と新大阪→東京です。

東京→出雲市と小郡→新大阪は別に乗車券を買う必要があるわけです。

修正1

しかし、ひょっとしたら東京から新大阪までをひとつづきにして買った方が安上がりかもしれません。ですので以下の運賃を計算し、2300を超えているか確かめてみました。


(東京→出雲市→小郡→新大阪の運賃)-(東京→出雲市の運賃)-(小郡→新大阪の運賃)


JRの運賃はここまで長くなると1キロあたりの運賃がかなり安くなるので、これを計算したら1000円をちょっと超えたくらいにしかなりません。それならはじめの日は18きっぷを使わず、東京→出雲市→小郡→新大阪と買った方が良さそうです。

修正2

でももうひとひねり頭をひねって考えました。このルートだとSLやまぐち号に乗ることができます。

ですが、実はぼくはSLってあまり好きじゃないんです。
どちらかと言うと、SLやまぐち号よりも急行ちどりの方に乗ってみたいような気がしました。
だから、山口線経由じゃなくて、木次線→芸備線→山陽新幹線経由にすることにしました。

そして、観光地としては錦帯橋に行きたくなりました。

と言うのも、この錦帯橋という観光地は、恋愛することを目的としたテレビ用のゲームである「センチメンタルグラフィティ」の中で女の子が案内してくれる観光地の1つであるからです。

ぜひとも1回は行っておこうかと思い、今回は観光地としては1か所しかまわれませんが、錦帯橋に行くことにしました。錦帯橋に行くのだからついでに宿泊も岩国で取りましょう。

とすると、昨年九州に旅行する時に泊まった岩国のホテルが使えます。電話したら取れました。

修正3

ホテルの他にも、寝台特急出雲の寝台券、ひかりレールスターの特急券、急行ちどりの急行券、そして東京→京都→松江→宍道→備後落合→広島→新大阪の乗車券が無事買えました。

青春18きっぷは、岩国→広島と新大阪→東京だけ使えばいいことになります。また、岩国に泊まる日は広島から市電で宮島まで行き、JRの宮島口駅まで歩いて岩国に行くと若干安いし市電はおもしろいので市電経由で行こうと思いました。

こうして準備も整い旅行の日がやってきたので、会社を定時で終えて東京駅に向かいました。

山陰本線

東京駅

東京駅にやってきた。東京駅から寝台特急に乗るのはひさしぶりである。

東海道本線のホームは4つあり、2つは約10分おきに普通列車が発車していくが、寝台特急出雲はおもに特急が出るホームから出発する。昼間は踊り子などが発車し、夕方ははやぶさなどの寝台特急、午後11時から12時にかけては寝台急行銀河やムーンライトながらが発車する。

今は午後8時である。もう踊り子が出ることもなく、出雲までの間、あまりお客もいない。そのままぼーっと待つ。となりは上越新幹線ホームである。北から帰ってくる客を乗せた車両がどんどん到着する。

出雲の発車時刻が近づいても、何人か大きな荷物を持った人たちがやってくるだけである。そしてブルートレインの客車が有楽町の方向からやってきた。乗ってB寝台に行く。寝台そのものはさくらやはやぶさと変わりない。そのまま発車である。

就寝前

さくらやはやぶさに乗った時と同じく、ぼーっと品川までビル街を窓からながめながらすごす。

横浜まで、並行する京浜東北線の駅で通勤客の姿が見える。きょうも通勤客を見ながらの旅の始まりである。

横浜で向かいの寝台に若い男がやってきた。それから車掌もやってくる。

なにしろぼくが持っている乗車券は「東京都区内→大阪市内」なのである。だから経由を見ないと京都から宍道まで山陰本線を通ることなんかわからないだろう。

だから時刻表の全国路線図のページを切り取って、ぼくが通る「東京→京都→宍道→備後落合→広島→新大阪」のルートに印をして持ってきている。そのページと乗車券、それから東京→松江の寝台券+特急券を車掌に見せる。

本

車掌が行ってしまうと若い男は「よく旅行に行かれるんですか?」ときいてきたので、「先月にも行ったので、行っているほうだと思います」とぼくは言った。彼はなんでも実家の倉吉に帰るところだということだ。サンライズ出雲が倉吉を通れないため、出雲がなくなると困るらしい。

ほかにもいろいろ話して眠ることにした。さくらやはやぶさに乗った時は、大垣と関ヶ原の間で特急専用の垂井を通らない場所を見るのが常だったが、出雲は時間が遅いのでそんなに起きていられないだろう。眠ることにした。もう寝台特急に乗るのも数回目なのでよく眠れた。

起床

ふと目が覚めるともう明るかった。左右に山のある谷間を走っている。
ぼくはこの景色を見て、ここが「和田山」であるような気がした。4年前に播但線から山陰本線に乗り換えた駅だ。

山

駅を通り過ぎたので看板を見てみた。本当に和田山だった。
こうやって、景色を見ただけで全国の場所がわかるようになったらうれしいなあと思う。

もうちょっと横になっていると、弁当を販売しますというアナウンスがあった。

この出雲は、今や日本で1つになってしまったものがある。それは「昔食堂車だったが今営業していない車両」である。

北斗星やトワイライトエクスプレスには現役の食堂車がある。

また、さくらやはやぶさは食堂車が廃止されてからもしばらくの間、食堂車車両を連結していたが、最近連結しなくなった。そんなわけで営業休止の食堂車があるのは出雲だけなのである。朝の弁当はこの車両で販売されるのだ。

朝食

行ってみると行列ができていたが、5人ほどであった。並んで部屋を見渡してみる。さくらにあった元食堂車の机はパイプ机にパイプいすで、けっこうやすぶしんなものであった。

しかし出雲の元食堂車のいすはソファーだった。ソファーと言ってもはやぶさのロビーカーほど豪華なものではなかったが、パイプいすよりすわりごこちのいいものである。

順番が来たので弁当を買う。幕の内弁当である。見ると他の客は弁当を買うと寝台に戻っていくようだ。どうせ弁当なら自分の寝台でゆっくり食べたいということなのだろう。ぼくはもちろんソファーの車両で食べる。いただきます。

弁当

このあたりの山陰本線は海が見える。海を見ながら弁当を食べる。弁当の売り子(男性)は誰も客がいなくなって手持ちぶさたのようである。

そのうち海を離れ、市街地に入り、鳥取着である。売り子は残った弁当をかかえて降りていった。

はやぶさのロビーカーほどではないけどいい場所だったなあ、いつまでこの車両は連結されているのだろうかと思いながら寝台へと帰ることにした。

到着

向かいの寝台の男性は起きていた。ぼくの旅の無事を祈ってくれた。そして倉吉で降りていく。

あとは松江までひまな時間である。米子から先に行く人たちは東京を遅く出て米子に早く着くサンライズ出雲に乗るらしく、もうほとんどお客がいないようだ。ところどころ海を見ながら過ごす。

そして松江に到着だ。遅れずに着いたのでほっとする。無事備後落合行きのディーゼルカーに乗り換えられそうだ。ぼくは出雲を降り、連絡階段をおりていった。

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木次線

松江〜木次

松江駅で寝台特急出雲を降りて、木次線直通備後落合行きの出るホームに向かった。

階段を昇っておりるとディーゼル車は既に停車していた。
けっこう混雑している。

なんとかすわれる場所を見つけてすわると、あとからあとからお客がやってきて、たちまち満席になり、立つお客も出た。

そのままディーゼル車は発車し、宍道湖を見ながら宍道駅まで進んだ。何人かお客が降りるかと思ったが、全く降りないまま宍道まで来て、そして木次線に入っていく。

もう3回目となる景色を、混雑したディーゼル車から見ながら過ごした。

木次に着いた。お客はかなり降りた。

木次〜出雲坂根

そのまま進む。とりあえずお客は少ないまま進んだが、この前乗った時と同様に、また出雲坂根でパック旅行客がドカッと乗ってきて、三井野原で降りていくかもしれないと考えた。

1度目に乗った時と2度目に乗った時の差は、運転手さんが1人か2人かということだ。
今は1人だが、出雲坂根までの間に運転手さんがもう1人乗ってきたらパック旅行客がやってくる前兆なのではないかと考えた。列車は進んでいく。

出雲横田に到着した。そこで、意味ありげに運転手さんが1人、車掌席にすわった。

「あ、やっぱり!」と考えた。どうやら今回もパック旅行客がやってきそうである。ぼくはドキドキしながら出雲坂根でお客がドドッとやってくることを覚悟して身構えた。

そして再び出雲坂根駅に到着した。やっぱり。ホームにはゾロゾロとものすごい数のお客がいる。

スイッチバック

お客が乗ってきて、車内がいっぱいになった。

腕章をして、旗を持っているのは前回と違って男性である。

しばらくすると別の列車が出雲坂根駅に入ってきた。あれは「トロッコ列車」である。そう言えば時刻表にも臨時列車が出ていたなあと思い出した。

しかし、トロッコ列車はあまり混雑していなかった。むしろ今ぼくが乗っている定期列車の方がずっと混雑している。なんだかままならないものだなあと考えた。

発車時刻が来て、ディーゼル車が逆方向に発車する。

そしてディーゼル車が駅でも何でもない場所で停車した。

前にも後ろにも運転手さんがいるから、当然ブレーキコックを持った運転手さんは車内を通らず、逆方向に発車する。

おろちループ

そしてディーゼル車は徐行した。運転手さんが窓の外のループ橋を案内した。

ぐるっとらせん状に1周する橋が見えた。らせん状の橋で、らせんに沿って車が進むと高度をかせいで高い場所に行けるというものである。

この前木次線を通った時は建設中だったが、今回はもう完成して車が通っているとのことである。事実、車が走っているのが列車からも見えた。

とうとう橋が完成してしまった。ということはこの橋を使った「代替バス」が運行可能ということである。木次線はだいじょうぶか心配になった。

心配をよそにディーゼル車は進み、おろちループを過ぎて次の駅、三井野原(みいのはら)に到着した。

前回と同じくパック旅行客がゾロゾロと降りていった。

そして車内は若い男ばかりになった。ディーゼル車は残りの備後落合までの路線を進んでいく。

そして3度目の備後落合に到着した。ディーゼル車を降りると、すでに広島行き急行ちどりはホームにいたのでそのまま向かうことにした。

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芸備線

備後落合〜三次

備後落合駅で松江から乗ってきた木次線のディーゼル車を降り、そばにあった広島行き急行ちどりの車両に向かった。

乗ってみるとさすがに急行列車なので、2人がけの座席ばかりの列車であった。
以前岡山から郡家(こおげ)まで乗った今は亡き急行砂丘によく似た内装である。

窓際の席に座ってしばらく待つと列車は発車した。
森の中を列車は進んでいく。

やがて列車は狭い盆地に入っていく。

そして三次(みよし)までの間に列車は何駅かに停車していく。

備後落合を出た時は車内は木次線から乗り継いだ若い男ばかりだったが、途中の駅で年輩のおじさんおばさんがどんどん乗ってくる。ちどりは地元客にも利用されているのだ。

しかし三次に着いたところでも車内は半分も埋まっていない。やはり急行料金のかかる列車は敬遠されるのか。

ちなみにぼくはあした広島から新大阪まで新幹線に乗るので備後落合から広島までの急行料金は乗り継ぎ割引で半額である。

三次〜広島

三次を出ても、ずっと盆地の風景が続いている。しばらくしてやっと車内改札が現れた。
ぼくは今、東京都区内→松江→備後落合→広島→大阪市内という乗車券で旅行しているため、もし何か言われそうな時のことを考えて旅行経路のところをマジックで塗った時刻表の路線図のきれはしを持っていた。

そして急行券と乗車券を見せたが、車掌は急行券にだけスタンプを押してそのまま去っていった。まあこんなもんだろう。

今回は乗りつぶしの旅行ではなく、いろいろな列車に乗る旅なので、まあゆっくりしようかと思い、景色をながめていた。そのうち広島市内に入り、家並みが混雑してくる。

もうお客は増えず、半分埋まったくらいの車内のまま広島に近づき、都会へとちどりは入っていった。

そしてちどりは終点、広島に到着した。やっぱりSLやまぐち号ではなくて急行ちどりを選んで良かったと思う。ぼくの旅行はSLみたいに派手なのより、急行みたいにひっそりした列車の方が似合っているような気がするからだ。

さて、まずはこの乗車券は今日は用はない。これから市電に乗り換えるので市電側の改札に行き、「東京都区内→広島→大阪市内」のきっぷを見せたが、特に何も言われることはなく、ぼくは広島駅の改札を出た。

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広島市電・宮島線

広島駅前〜広電西広島

「東京都区内→広島→大阪市内」のきっぷを見せてぼくは広島駅の改札を出た。

3年前にもこうやって市電に乗り換えたので道順は覚えていた。市電のターミナルにやってきた。

宮島行きのホームを探した。なんとか見つかった。始発から乗るのだから、ちゃんときっぷを買っていこう。ぼくは自動券売機で広電宮島口までのきっぷを買った。

そして電車に乗る。始発だし、3年前や4年前にここに来た時は連休だったが、今日は連休ではないのでそれほど混雑しているわけでもない。それでもぼくが乗り終えてから客がどんどん乗ってきて、立ち客が出た。

出発である。電車は動き出した。
見覚えのある景色の中を右に左に曲がりながら電車は進んでいく。

紙屋町に着いた。以前と同じく高いビルの立ち並ぶ風景だ。
客の乗り降りがあり、さらに進む。

広電西広島〜広電宮島口

市街地を進み、広電西広島のターミナルに着いた。ここからは道路の中央ではなく専用軌道を走るようになる。

徐々に市街地から離れていった。左手に海が見えてきた。やっぱり海はいい。

右手を見ると、みごとな桜である。今は4月、東京や木次線でも桜が見えたが、広島の桜はひときわきわだっているような気がした。

そんな桜の景色の中を進むとやがて電車は広電宮島口に着いた。きっぷを渡して電車を降りた。

あとは4年前に見た風景と同じ風景だ。ぼくは海と反対側に進み、交差点を渡り、JRの宮島口駅にやってきた。

広島駅を出てからここまで1時間もかかってしまった。でも運賃が安いからぜいたくは言えないだろう。

もう日も暮れ始めているが、なんとか錦帯橋(きんたいきょう)に行こうと岩国までのきっぷを買い、改札に近づいていった。

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山陽本線

錦帯橋

広島市電の宮島駅をあとにして、JRの宮島口駅まで歩いてきた。岩国まできっぷを買って乗る。電車はけっこう混んでいた。青春18きっぷが使えるこの春最後の土曜日だからだろう。岩国に着いた。去年1月に来てから1年3ヶ月ぶりだ。さて錦帯橋行きのバス乗り場はどこだろう。

バス乗り場はすぐに見つかった。乗ってはみたものの、乗客は10人もいない。錦帯橋って思ったより人気ないのかな?バスは発車する。

バス

バスは長いこと市内を西の方に進み、日が沈んでいく。あまり人も乗ってこない。そしてようやく錦帯橋に到着したので降りる。

バスがすいていたにもかかわらず、そこには観光客がたくさんいた。セガサターンの恋愛することを目的としたゲーム、センチメンタルグラフィティで出てきたとおりの古い木造のタイコ橋がそこにはあった。渡ってみると、なんとなく伝統といったものを感じた。ゲームの中で「七瀬優」ちゃんが言っていた錦帯橋へのおもいが感じされるようだった。

橋を渡った先では桜がたくさん咲いていて、お花見で酒を飲んでいる人たちがたくさんいた。

桜

それから無人の料金所みたいな場所があって、お金を入れてくださいとか書いてあったが、あいにくこまかい金を持っていないし、両替してくれる場所もないので、そのまま通り過ぎた。夜桜をながめる。めったに旅先で桜を見ることもないので今回はいい旅行だなあと思う。

今日泊まる岩国ビジネスホテルに電話をかけて、今錦帯橋にいるのでもうちょっと時間がかかると言っておく。

それからもう少し桜をながめて橋を渡り、バスに乗って岩国駅に戻る。去年泊まった岩国ビジネスホテルは100メートルほど離れた場所に移転していたがすぐに見つかる。この日はゆっくり眠った。

翌朝は青春18きっぷを使う。5日目の所にスタンプを押してもらって広島まで電車に乗る。

電車から桜がたくさん見えた。きのうの広島の市電からもたくさん桜が見えたのだが、JRからも見えるのだ。いい桜だなあと思いながらながめる。そのまま広島駅に着いた。ここから先は新大阪まで新幹線だ。さあ、乗り換え改札に行こう。

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山陽新幹線

広島駅

岩国から乗ってきた電車を広島で降り、新幹線への中間改札に向かった。

そして広島→新大阪の特急券と、東京都区内→松江→広島→大阪市内の乗車券を見せた。

特急券にスタンプが押され、ぼくは中間改札を通り抜けた。そしてエスカレーターを昇って新大阪方面のホームに向かう。

ぼくが今日乗るのは「ひかりレールスター」と呼ばれる、本来ならのぞみとして走るはずの700系列車を利用したひかりだと言う話である。しかも5列でなく4列シートらしい。

そんなわけで期待して発車時刻を待った。しかしあまりに早すぎたため、1本前のひかりレールスターが来てしまった。まあいいかと思いながら見送り、さらに待つ。

乗車

やってきたやってきた。ぼくの乗るひかりレールスター車両だ。ドアが開くとお客が降りてきた。けっこう博多〜広島間ってお客が多いのだ。

そして乗り込んでぼくのすわる席に向かうと、ありゃりゃ。席が回されて向かい合わせになっている。確かに4列席ではあるのだが。

ぼくは仮にも鉄道ファンなのでこんな場合もあせっちゃいけないと思い、席の下のペダルを見つけてグッと踏み、グルッと回した。そして2列席に戻す。

そして隣の人とすわった。それにしても博多〜広島のお客と広島〜新大阪のお客を同じ席にするなんて座席を決めるコンピュータもかしこいなあと改めて思う。

広島〜新大阪

そしてひかりレールスターは発車していく。広島から岡山まではトンネルの多い風景だ。

岡山を過ぎると若干トンネルが少なくなる。そのまま快適に進む。やっぱり新しい列車はのりごこちが良くて気持ちいい。4列席なので広いためすわりごこちがいいこともある。

新幹線は速いため、もう姫路を過ぎた。そして神戸のトンネルである。

そしてまさにあっと言う間に新大阪にやってきた。ここで降りる。

エスカレーターを降り、みやげもの屋の続く中間改札までの間を通り抜ける。

新大阪駅の中間改札で特急券を渡し、乗車券を見せて在来線エリアに出た。

さあ、まだ午前10時前だ、在来線だけでがんばって東京に帰ろう、そして名古屋ではまたあのお店で唐揚げセット定食を食べようと思い、長浜行きの新快速が出るホームを見つけて階段をおりていった。

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東海道本線

新大阪〜米原

新大阪の中間改札を通って在来線エリアに行き、長浜行きの新快速が出るホームを見つけておりる。しばらく待つと長浜行きがやってきた。青春18きっぷの使える日曜なので混雑している。

まだ朝10時だし、なんとか普通列車だけでも東京まで帰れるだろう。それよりなにより、名古屋駅にある唐揚げとエビフライのうまい店にまた寄りたい。

新快速は京都を過ぎたが、まるですわれない。でも滋賀県に入り、どこかの駅でなんとか補助席があいてすわれた。

そう言えば、つい最近まで米原〜関ヶ原は普通列車が1時間に1本しかなかったのだが、最近30分に1本になったんだった。関ヶ原止まりだった列車がすべて米原まで延長されたのだ。

今までは大混雑の列車に関ヶ原まで乗って、コンビニ・・・ではなくいわゆるなんでも屋で買い物して30分休んで関ヶ原始発の新快速に乗ったりしていたものだが、これからは便利になるな・・・とこの時は思っていた。そのまま米原に着いたので降りる。

米原〜大垣

大垣行きのホームに行く。しばらくすると電車がやってきた。ぎゃあ!2両しかない!
当然すわれず、2両しかない電車はおおいり満員になった。

そして発車。いつもの滋賀・岐阜県境の風景だ。なんとか関ヶ原を過ぎる。いつもの垂井経由の線路を通っていく。そして大垣に到着。ぞろぞろと2両の電車から客が降りていく。

ここは大垣駅でも垂井寄りの場所らしい。どうやら高崎駅の八高線ホーム、東北本線郡山駅の水郡線ホームみたいな、ホームのはずれの切り欠きホームのようだ。

まずは名古屋方面の電車に乗らなければならないのだが、おおぜいのお客がのろのろと歩いているのでどうしようもない。

なんとかエスカレーターの所に来てのぼる。そしておりると「まもなく発車します」というアナウンスだ。

大垣〜名古屋

時刻表では5分乗り換え時間があるはずなのに、乗り換えだけで5分かかってしまったのである。乗るとドアが閉まり、発車だ。混雑は米原からの電車ほどではない。

米原〜関ヶ原が1時間に1本から30分に1本になったのは、今まで4両で運転していた米原〜関ヶ原を2両ずつに分けて30分に1本、すべて2両にしたのか、とおそろしく思う。

これからこの区間に乗るときは、覚悟して乗る必要があるな、と思った。

大垣から乗った電車は岐阜まで各駅に停車し、そこから先は尾張一宮にだけ停車して名古屋に着いた。ふー、つかれた。ここで降りて昼食にしよう。

昼食

青春18きっぷを見せて改札を通り、いつもの通路を通って給仕がおばさんばかりの食堂にやってきた。運良く席は空いている。いつものように唐揚げセット定食をたのむ。すぐにたまご豆腐が出てくるので食べる。唐揚げもうまいがこのたまご豆腐もうまいんだよなあ。

食堂

しばらくしてごはんとみそしると唐揚げとエビフライ、その他の揚げ物が出てきた。どれもうまいんだよなあ。

でも気になることがある。ずっと前に来たときは、ものすごく年取った人、80歳くらいの女性がいたような気がするんだけど、今日はいないし、2月に来た時もいなかった。

もうやめちゃったのかな?それとも・・・と思ったが、質問することもできずに食べ終わる。人気のある店で次々にお客がやってくるので食べ終わったらすぐに出ることにする。

「もうお帰りですか?」
「はい。これから普通列車で東京に帰らなければならないんです。」
「東京。そりゃたいへんだねえ。」

帰宅

改札に戻ってホームに行くとちょうど浜松行き新快速がやってきた。今度はすわれた。浜松までは長いので眠ることにした。眠ったり起きたりしながら浜松に着いた。

浜松から熱海まではいつものように短い編成の混雑した電車に乗ったが、熱海からはすわることができる。

小田原までの海をながめながら、今回の旅は桜がきれいでいい旅だったなあと思い、東京へと帰っていった。

海

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