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交通機関・鬼籍・特急・東日本

白鳥(大阪〜青森)

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122.札幌雪祭りと北海道旅行

奥羽本線

説明

大阪から東海道本線、湖西線、北陸本線、信越本線、白新線、羽越本線、奥羽本線を経由して青森に至る電車特急であった。昼間走る特急では最長距離を誇る電車であった。

1日1往復しかしていない電車であったが、青函トンネルが開通するまでは深夜の青函連絡船に上り下りとも接続しており、青函トンネル開通後は急行はまなすに接続していた。

しかしいろいろな問題があった。長い時間を走る特急のわりに短い時間で降りてしまう人が多いため、終点近くで乗る人は、前に乗った人のあとに乗らなければならないこととか、そもそも大阪〜青森どころか大阪〜新潟も航空機の方がずっと速いため、長い距離をずっと乗っている人がとても少なかったことなどである。

そのため、このダイヤの特急は青森〜新潟間の特急いなほと、新潟〜大阪間の特急雷鳥に分割され、さらに新潟〜大阪間も新潟を出た特急は最長でも金沢まで、大阪を出た特急は最長でも魚津までしか行かない運用になり、青森〜新潟間もいなほが秋田〜新潟に短縮されて青森〜秋田間は特急つがるのみ、というようにに分割されてしまった。

新幹線以外の特急は一定距離以上はどれだけ乗っても特急料金が同じであるだけに分割されたのが残念な特急であった。

白鳥の名前は2002年から2016年まで、当初は八戸〜函館間、のちに新青森〜函館間を走る特急の名前に転用されていたが、この特急は廃止され、現在白鳥の名称は使われていない。

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東海

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83.ダム湖とオルゴール

東海道本線その1/東海道本線その2

説明

東京〜静岡間を結ぶ在来線の特急であった。

全区間東海道本線を経由していた。

同区間には東海道新幹線も走っており、特急東海は特急料金が多少安いくらいでほとんど新幹線に勝ち目はなく、ただ新幹線の停車しない大船、平塚、沼津、清水などの駅で優位性があるくらいであった。その優位性もわずかであり、そんなわけで特急東海は1日2往復しか走っていなかった。

東京〜静岡間には高速バスも走っている。しかし高速道路は渋滞があるため、所要時間が計算できないのが難点である。むしろ特急東海としては、普通列車を乗り継ぐ人の方が主要なライバルだったかもしれない。それほど所要時間も変わらなかったからである。

車両はムーンライトながらと同じ車両を使用していた。
すなわち、客室とデッキとの間に扉がない車両であり、冬季にはドアが開くと寒気が客室に入り込んできたということである。

まあ、リクライニングは使えるので、リクライニングの使えない特急踊り子などと比べればまだましな特急だったのではないかと考えられる。

新幹線と比べるととてもすいている列車なので、混雑が嫌いな人におすすめの特急だったのではないかと思われる。

あまりにも客が少なかったため、とうとう2007年3月17日をもって廃止されてしまった。残念なことである。

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はまかいじ

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69.はじめての周遊きっぷ

中央本線その5

説明

東海道本線の横浜駅から、京浜東北線を1駅進んで東神奈川を通過し、横浜線で八王子に行き、中央本線で松本に向かう、おもに土日を中心として1日に1往復する(午前は松本行き、午後は横浜行き)臨時の特急であった。

この列車はだいたい1990年代後半から走り始めていた。

それ以前は、1995年に「きよさと・かいじ号」と呼ばれる、横浜→品川→新宿→小淵沢と進む特急が走っていたことがあるが、その後横浜線を通ることが可能となった。

ただし当初は松本までは行っておらず、上諏訪止まりだった。どんな事情があったかはわからない。

上記にリンクされた旅行記は上諏訪止まり時代のものであり、当時はあまり混雑していなかった。しかし松本まで延長したので最近は混雑していたのかもしれない。

なお、この特急は新横浜にも停車するので、新横浜で東海道新幹線に乗り継ぐと、はまかいじの特急料金は半額になっていた。その際必ず窓口で新幹線とはまかいじの特急券を同時に買う必要があった。
あずさは新宿でも東京でも千葉でも絶対乗り継ぎ割引は使えないので、こんなことができるのは塩尻から東の中央本線でははまかいじだけであった。

また、土日なら必ず走っているというわけではないので、時刻表などで必ず走っているか乗る前に確認することが必要であった。

現在

残念ながら2019年春は走らないことになった。夏も走らないことになったため、はまかいじを「鬼籍」に移動することにする。

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きよさと・かいじ号

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24.かいじきっぷ旅行

中央本線その2

説明

大船から小淵沢まで、品川・新宿経由で結ぶ、1995年ごろ運行された臨時特急列車であった。電車で、自由席もついていた。

大船〜品川間は東海道本線、新宿〜小淵沢間は中央本線、そして品川〜新宿間は成田エクスプレスが走っている線路経由で運行されていた。

小淵沢行きはおもに土日の午前中、大船行きはおもに土日の夕方に走っていた。そして「かいじ」が名称に含まれるせいか、当時発売されていた「かいじきっぷ」でも新宿〜甲府間は乗ることができた。

それなりに客は乗っていたが、あずさやかいじの走っている新宿から西だけ乗っていて、新宿〜大船間はそれほど客も乗っていなかったようである。

その後この特急はなくなり、替わりに横浜〜上諏訪(のちに松本)間に臨時の特急はまかいじ号が走るようになったものの、横浜〜八王子間は横浜線経由となり、品川・新宿は走らなくなってしまった。

品川〜新宿間の成田エクスプレスが走っている線路が埼京線、のちに湘南新宿ラインに利用されるようになったことも横浜と甲府以西を結ぶ特急が横浜線経由になった理由であろう。

(残念ながら特急はまかいじは2019年1月を最後に運行されていない。)

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あさま(在来線)

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28.長野電鉄の支線めぐり

信越本線その1

60.大混雑・黒部峡谷鉄道

信越本線その2

87.五能線の海・松本電鉄

信越本線その2

説明

上野駅から、高崎線・信越本線経由で長野駅に至る電車の特急であった。
一部の列車は信越本線をさらに進んで直江津駅に乗り入れていた。

東京と長野県北部地方を結ぶ列車としてながく使われてきたが、長野オリンピックが開催されることが決定し、突貫工事で通称長野新幹線(正式名称は北陸新幹線)が完成すると引き替えに特急あさま、そしてあさまが走るレールの一部である横川〜軽井沢が廃止され、軽井沢〜篠ノ井はJR籍を離れて「しなの鉄道」になってしまった。

在来線特急あさまが停車していた磯部、横川、小諸、戸倉などの駅には長野新幹線は停車しないため、これらの沿線の人にとってはこの上なく不便になってしまったと言えよう。

特急あさまで使われていた車両の一部は長野〜直江津間、新井〜新潟間などで運行されていたらしいが、長野〜直江津間はJR籍を離れ、新井〜新潟間も特急が走るようになってこの車両は使われなくなった。

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あやめ

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85.熱海のすかいらーくと特急あやめ

鹿島線その2

説明

東京駅から総武本線、成田線を経由して佐原(さわら)に至る電車の特急であった。
佐原から先も運転するが普通列車扱いとなっていた。行き先には2駅あり、ひとつは鹿島線に乗り入れて鹿島神宮(かしまじんぐう)に至る電車、もうひとつは成田線をそのまま進んで銚子(ちょうし)に至る電車であった。

以前は1日に5〜6往復程度走っていたが、成田空港駅ができて成田エクスプレスが走り始めてからしばらくして、鹿島神宮方面が1往復、銚子方面が1往復に減ってしまっていた。
銚子方面の電車は以前「特急すいごう」と呼んでいたのを名称をあやめに変更しただけなので、実質1往復になってしまっていたようなものである。

どうやら成田エクスプレスの影響もあるが、それよりも高速道路が鹿島神宮まで延びたので高速バスが客を奪っており、その影響であやめは数を減らしてしまっていたようである。

そんなこともあって、とうとう2015年3月13日を最後にあやめは廃止されてしまった。

ただし、6月に潮来(いたこ)近辺でお祭りが開催されることがあり、その時だけ臨時の特急列車が鹿島神宮まで運行されるようである。
しかし東京駅は通らず、新宿が始発で秋葉原を経由する。

あやめが廃止になった原因となった高速バスであるが、鹿島神宮のバスターミナルが駅から離れていてわかりにくい場所にあるので、バスと鉄道を鹿島神宮で乗り継ぎたい場合、地図などで場所を調べておいた方がいい。

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新特急谷川

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88.新潟・山形の私鉄めぐり

高崎線

説明

上野〜水上間を結ぶ在来線の特急であった。

上野〜大宮間は東北本線(尾久経由)、大宮〜高崎間は高崎線、高崎〜水上間は上越線を経由していた。

上越新幹線が開通するまで、この区間には急行ゆけむりが走っていた。上越新幹線が開通してから急行ゆけむりが「格上げ」され、「新特急」という名前になった。

これが新特急谷川である。

新特急になるとミニ周遊券などの急行自由席に追加料金なしで乗れる特典がなくなり、通常の在来線特急よりいくぶん料金は安いものの、急行より料金が高くなってしまった。

そんなこともあり、この新特急は観光シーズン以外は客が少なかった。

また、東京からだと水上は、青春18きっぷがあることもあり、ほとんどの客は普通列車乗り継ぎで来るようになってしまっている。

とは言っても、水上には当時からずっと高速バスに見放された土地であるので、多少は谷川を使う客もいたのかもしれない。

この列車は1997年ごろ、上越新幹線の越後湯沢止まりの列車を新幹線たにがわと呼ぶようになってから、同じ名前のため新特急水上(みなかみ)と名前が変わってしまった。
その後いつのまにか「新」の名前がつかなくなって特急水上となって特急料金も若干上がり、約10年走っていたが、とうとう2010年12月に臨時列車になってしまった。

水上が走らないときの水上の車両は、2012年3月16日までは特急草津の一部として上野〜新前橋を走り、新前橋で切り離されていたが、3月17日から連結されなくなり、草津の編成はその分短くなった。特急水上が走る際も草津とは併結されずに走るようになっていた。その後水上は多客期にも走らなくなった。

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秋田リレー号

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66.雪の函館

北上線

説明

田沢湖線が秋田新幹線の工事のためバス代行を行っていた時に、東北新幹線・東北本線の北上駅と秋田駅を北上線・奥羽本線経由で結んでいたディーゼル特急である。

この列車の特徴としては、なんと特急用のディーゼル車を使っていないところである。

普通列車にも使える新型ディーゼル車を数両連結し、普通列車ならば壁のない場所に壁をつけて入り口と車内の境目を作って間に合わせの特急車両にしているのだ。

そのわけは、この特急の宿命として秋田新幹線が完成すれば引退しなければならないのだが、引退した後の車両の身の振り先として、JR東日本にはもうディーゼル特急路線が1つもないので、引退後別路線の特急に転身、というわけにはいかなかったことが原因である。

そのため、この列車は引退後、まだ客車でがんばっていた飯山線の普通列車のあとがまとして運用されることが決まっていた。だからあらかじめ普通列車としての運用を考えた車両で運行されたわけである。

そんなわけで特急としてはあまりいごこちのいい車両ではなかった。

しかし沿線にはほっとゆだや横手など、この特急がなくなれば特急が通らなくなってしまう場所がたくさんあっただけに、なくなってほしくない特急だったと思う。

そんな願いもむなしく秋田新幹線開通とともに廃止され、車両は飯山線などに転用されてしまっている。

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たざわ

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66.雪の函館

奥羽本線その2

76.男鹿線の虹・東三条のラーメン

田沢湖線

78.秋田と宮城のローカル線

田沢湖線/奥羽本線

122.札幌雪祭りと北海道旅行

田沢湖線

説明

田沢湖線が盛岡〜大曲間に開通してから1996年ごろまで、盛岡から田沢湖線・奥羽本線経由で秋田まで走っていた電車特急であった。

一部の電車は秋田から奥羽本線をさらに進んで青森まで行くものもあった。

特に東北新幹線が盛岡まで開通してからは、奥羽本線の特急つばさに代わって東京と秋田を結ぶメインルートの一部となった。

しかし秋田新幹線の工事で田沢湖線がバス代行になってから区間が秋田〜青森に短縮され、秋田新幹線の開通とともにそれも「かもしか」という名前に改称されてしまった(2010年12月にさらに「つがる」に改称)。

秋田新幹線の名称も、投票ではたざわが一位だったが、三位あたりだったこまちが採用され、以来たざわという名称はJRではどこにも使われなくなってしまった。

秋田は高速道路の開通が遅れていて、東北自動車道から分岐した秋田自動車道が秋田市とつながったのが秋田新幹線が開通するのとほぼ同時だったこともあって、この特急はそれなりに利用客も多かった。
しかし東北新幹線が開通したのは国鉄が運賃値上げを繰り返していたころだったこともあって、たざわが約1時間に1往復走っていた全盛期には、東京〜秋田の客はかなりの割合で航空機を利用していたこともあり、短距離客が多かったと思われる。

実は一番の影響はなんと、

・たざわで車内販売があったアサヒのスーパードライが、こまちでは売らなくなってしまった

ということがぼくが考える一番の残念なことである。

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はつかり

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66.雪の函館

東北本線

72.五能線と山寺

東北本線

87.五能線の海・松本電鉄

東北本線その1/東北本線その2

105.航空機を使わず札幌・ミッドナイト旅行

東北本線その1/東北本線その2

説明

東北本線・東北新幹線の盛岡駅から、東北本線経由で青森駅に至る電車の特急であった。
一部の列車は津軽海峡線経由で函館駅に乗り入れるものもあった。

2002年12月に東北新幹線が八戸まで開通した時点ではつかりは廃止になり、八戸から弘前までの特急つがると、八戸から函館までの特急白鳥に名称変更となった(その後白鳥は北海道新幹線開業に伴い廃止、つがるは特急かもしかが走っていた秋田〜青森間を走るようになり、かもしかは廃止)。

その昔、東北新幹線の開通前は上野〜青森間を通る特急であった。さらに東北本線が全線電化される前はディーゼル車の特急だったこともあった。

はつかりに盛岡〜青森間を通して乗る人はそれほど多いわけではなかった。
なにしろ、盛岡〜青森間で移動が必要な人がそれほど多いわけではなかったからだ。東京から青森に行く人のほとんどは航空機を使用していることもある。

むしろ岩手県内で盛岡から一戸や二戸などに行く人、それから青森県内の移動などに使われることが多かった。
なにしろこの区間は普通列車の本数が少なく、急な用事のために特急はどうしても必要なのである。

盛岡〜青森間に高速バスなども走ってはいるが、インターチェンジから駅までの間が渋滞することが多く、急ぐ人ははつかりを使用することが多そうであった。

はつかりがなくなってからは時間が短縮されたため、盛岡から青森市内まで鉄道を利用する人は、はつかり時代より増えたのではないかと思われる。

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スーパーホワイトアロー

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119.最後から二番目の逃亡旅行

函館本線その2

基本

札幌から旭川まで函館本線経由で結ぶ電車特急であった。

一部の電車は札幌から新千歳空港まで快速に変わって快速エアポートとなり、旭川と新千歳空港を結んでいた。

特急ライラックと合わせると30分に1本おきに走る特急であり、北海道の主要都市の2つである札幌と旭川を結ぶ大事な特急であった。いくぶんスーパーホワイトアローの方がライラックより新しい車両を使っているようであった。

お客はそれなりに多いのではあるが、札幌〜旭川間の高速道路が完成し、積雪時を除いて札幌〜旭川間の高速バスが安くて便利なため苦戦しているものと思われていた。

現状

2007年9月30日をもって特急スーパーホワイトアローは特急ライラックと合わせて廃止され、代わりに札幌〜旭川間には約9年半に渡って特急スーパーカムイが走っていた。

2017年3月4日にこの特急は「スーパー」が消えて「特急カムイ」となり、さらに以前特急スーパー白鳥として走っていた車両が特急ライラックとしてカムイといっしょに走り始めた。

補足

なお、2014年4月1日より、自由席特急券の有効期間が2日から1日に短縮された。このため、出発地によっては夜遅くのカムイに乗る際に午前0時をまわる可能性がある。

その際厳密に規則を適用すれば翌日の自由席特急券でないと無効ということになる。そんなに厳密な適用となるかはわからないが、念のため自由席特急券は買わずに車内精算した方がいいかもしれない。

この時おつりがいらないように細かい金を持っておくべきだろう。

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