1996年11月その2・2日目
御堂筋線
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梅田〜江坂
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夕食
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就寝
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起床
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計画
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江坂〜梅田
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地下鉄〜阪急
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関連リンク
[梅田〜江坂]
六甲山をおり、六甲道から東海道線に乗って大阪駅にやってきた。ここで降りて御堂筋線の梅田駅まで歩き、江坂に行くことにする。
駅の南に出て、地下道への入り口を探し、おりて御堂筋線の駅を見つけ、自動改札にラガールカードを通してホームに出た。
電車がやってくる。さすがにこの時間は混雑している。いっしょに梅田で乗ってくる人も多い。
電車は進む。地上に上がり、淀川を渡る、両側にぴったりと高速道路が寄り添う。
新大阪を過ぎて、さらに乗ってくる人がいる。
そのまま江坂に着いた。
自動改札に行き、ラガールカードを通して外に出た。そして5月に歩いた大通りを今日も北に歩き、多少離れたところにあるホテル、マジィ・イン江坂に向かった。
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[夕食]
さて、今日はまだ食事をしていない。
5月にマジィ・イン江坂で泊まった時に、ホテルのそばに「長崎ちゃんめん」という食堂があったことを覚えている。
だから今日は長崎ちゃんめんで食事をしようと考えた。
マジィ・イン江坂にチェックインし、部屋に荷物を置いてまた外に出て長崎ちゃんめんに向かった。
そしてちゃんめんを頼んで食べた。うまい。
やっぱりこういう大きなお店はうまくないとやっていけないのだろう。
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[就寝]
ちゃんめんをたんのうし、すっかり満足してホテルの部屋に帰ってきた。
マジィ・イン江坂特有の上下するベッドを、ボタンを押して下げた。狭い部屋を使う知恵である。
さて、マジィ・イン江坂はホテルの部屋には風呂が無く、最上階の大浴場に入りに行かなければならないホテルである。
しかし今日は信貴山に行ったり、六甲山に行くバスでゆられたりしてかなり疲れている。
もう風呂なんかどうでもよくなった。
そんなわけでゆかたに着替えてすぐに眠ってしまった。おやすみなさい。
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[起床]
また朝が来た。
今日はこの前と違い、起きたのは7時ごろである。
今日行く場所であるが、一般周遊券は3枚しか券片が残っていない。
阪急の「梅田→箕面」「箕面→梅田」と、JRの「大阪市内→東京都区内」だ。
このまま江坂→梅田と進んで一般周遊券どおりに進むと、お昼には帰ることができそうだ。
でもそれだとつまらない。
だから別にきっぷを買って旅行しようと思った。もちろんまだ乗っていない路線が中心だ。
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[計画]
そう考えたので、今日は以下のように進むことにした。
江坂(御堂筋線)梅田(阪急宝塚線)石橋(阪急箕面線)箕面(阪急箕面線)石橋(阪急宝塚線)梅田(歩)西梅田(四つ橋線)大国町(御堂筋線)動物園前(堺筋線)天下茶屋(南海本線)泉佐野(南海本線)貝塚(水間鉄道)水間(水間鉄道)石才(歩)和泉橋本(阪和線)杉本町(阪和線)天王寺(大阪環状線)大阪(東海道本線)新大阪(東海道新幹線)東京
ここで、梅田から動物園前にまっすぐ御堂筋線で行った方が楽なのに、わざわざ西梅田を経由するのが不思議に思うだろう。これにはちゃんとわけがあって、1つは乗っていない四つ橋線に乗ることが目的だが、もう1つは、
「江坂→梅田」と「西梅田→天下茶屋」をひとつづきのきっぷで通ってしまう
ことが目的である。
すなわち、大阪市営地下鉄では梅田〜西梅田、梅田〜東梅田、西梅田〜東梅田の間は連続しているものとみなし、(西、東)梅田をはさんで前後のキロ数を通算した1枚のきっぷでいったん見せるだけで改札を通り、そのあともう一方の駅で同じきっぷを見せて改札を通ることが認められているのである。
この例で言うと、江坂→天下茶屋のきっぷを買い、梅田できっぷを見せて降り、同じきっぷを西梅田で見せて西梅田から天下茶屋まで行くことが認められている。
ラガールカードでも可能ではあるが、(西、東)梅田での「下車時間」が30分以内の時に限られる。
だが普通のきっぷではその日のうちなら何時間たってもOKだ(1996年現在)。
このルールを有効に使い、梅田で降りて箕面まで往復した後で西梅田に行き、地下鉄のきっぷを安くするのだ。こうやってちょっとでもお得な旅行ができるととてもうれしいのである。
他には、泉佐野まで行くのは今年1月の旅行で和歌山市から泉佐野経由で関西空港に向かったので、泉佐野まで乗れば天下茶屋以北はすでに乗っているので南海本線をすべて乗ったことになるからである。
そして石才から和泉橋本までは地図上で近そうなので歩くことにしたのである。また、杉本町では会社の後輩がこのあたりの大学に通っていたという話なのでどんな場所か見てみようかと思ったのである。
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[江坂〜梅田]
さて、マジィ・イン江坂でしたくをして、朝食もそこそこにしたくしてチェックアウトした。
そして江坂に向かう。
5月に引き続いて今度もラガールカードできっぷを買うことになる。間違いなく天下茶屋まできっぷを買った。
自動改札を通り、ホームに上がり、電車に乗って進む。新大阪を過ぎる。
また電車は淀川を渡り、地下にもぐり、梅田に着いた。
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[地下鉄〜阪急]
南に向かい、阪急に乗り換えやすそうな出口にやってきた。
さて、ここからきっぷを回収させずに外に出なければならない。
ぼくはいつも有楽町線の池袋でやっているように、
「四つ橋線に行きます」
と言って、天下茶屋まで買ったきっぷを有人改札に見せて通った。これで梅田で「途中下車」したことになる。
多少うしろめたい気持ちになりながら、ぼくは四つ橋線とは反対方向の阪急の梅田駅に向かった。目指すは箕面だ。
なお、とある場所で、2009年現在は東京の地下鉄と同様に、御堂筋線梅田駅から四つ橋線西梅田駅への乗り換えが、普通きっぷで30分以上時間をあけたら不可能であるという情報を得た。
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阪急電鉄・石橋〜箕面
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梅田〜石橋
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石橋〜箕面
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箕面駅周辺
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箕面〜梅田
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[梅田〜石橋]
今年の5月に南茨木まで乗ったのを皮切りに、何回か乗ってきた阪急梅田駅にやってきた。
いつもだったらラガールカードで入れるのだが、今回は梅田→箕面の周遊乗車券だ。
さてどこから入ったらいいだろう。
うろうろすると改札口の一番南に有人らしい改札員のいる小部屋を見つけた。
小部屋を通り、周遊乗車券を見せてなんとか改札内に入った。
次は電車だ。もちろん宝塚方面の電車に乗ればいい。
どうやら箕面に乗り換える石橋駅は急行が停車するらしいので急行をなんとか見つけて乗ることにした。ほんとに梅田駅はどこからどの列車が発車するか複雑でわかりにくい。
いつもどおりこげ茶色の電車に乗った。午前中の電車はあまり混雑していない。
そして発車である。淀川を渡る。十三(じゅうそう)に停車し、また発車だ。
高架の、気持ちのいい場所を通りすぎていく。家並みが続いていて、商業地域かベッドタウンとして機能しているらしい沿線である。
そしてようやく電車は石橋駅に到着した。電車を降りる。
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[石橋〜箕面]
さて箕面に行くにはどのホームに行けばいいのだろう。
案内を見ると、階段をおりるらしい。
そのまま梅田方面のホームに進んだ。
そこは梅田方面のホームから横に張り出す感じでホームがあった。どうやらここが箕面方面のホームらしい。
ぼくはこのホームを見て、鶴見線の浅野駅を思い出した。確かおととし、1994年に鶴見線に乗った時に、扇町から海芝浦に行こうとして浅野に降りた時、浅野駅がこういうホームが三角形になっていて、三角形の2辺が海芝浦方面のホームと、扇町から来る鶴見行きホームになっていたんだった。
ここ石橋駅も、梅田方面ホームと箕面方面ホームが三角形の2辺を占めている。
なかなかおもしろい構造だが、お客はとまどうだろうなあと思った。とりあえず箕面方面ホームに行き、電車を待った。
箕面から電車がやってきた。停車した。お客が降りていく。そして入れ替わりにお客が乗る。
多少混雑している。じきに電車が発車した。
箕面行き電車の沿線は、石橋までの路線より若干家は少な目だった。いくつか駅に停車するがあまりお客は降りない。箕面まで行く人が大半なのだろう。
景色に山が見えてきたころ、電車は箕面駅に到着した。電車を降り、有人改札に行き、周遊乗車券を渡して改札を出た。
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[箕面駅周辺]
さて、ここで何をしようか。
とある鉄道の本によれば、「スパガーデン」というところが箕面駅のそばにあって、そこにケーブルカーがあるらしいので、それらしい場所を探して散歩してみようと考えた。
とりあえず駅から北東の方向に道が続いていたので歩いてみた。
だんだん上り坂になっていく。
ほんとうにこっちの方にスパガーデンがあるのだろうか。
とおりがかった人にきいてみた。
「このあたりにスパガーデンってありますか」
「知らない」
なんだか疲れてしまった。
まあいいか、徒労だったなあと思い、まあ散歩だと思えばいいじゃないかと思いながら箕面駅に戻ることにした。
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[箕面〜梅田]
ふうふう言いながら箕面駅に戻ってきた。今日の行程は余裕があるし、帰りの新大阪からの新幹線も行きと同様に自由席なので東京まで帰れれば何時に戻っても良い。だからとりあえず予定通り行程を消化しようと思った。
あとは逆にたどるだけである。「箕面→梅田」の周遊乗車券を取り出し、有人改札を通り、停車していた電車に乗った。行きと同じくらいの客の数で電車は発車する。
やがて電車は石橋に着いた。今度は階段をのぼりおりする必要はなく、そのまま梅田方面ホームに行って待った。
電車がやってきたので乗る。発車する。
あれ?行きと景色が違う。行きは高架だったけど帰りは地上のようだ。
あ、そうか、高架化工事の途中の状態だと気がついた。複線の高架化工事はたいてい、いっぺんに高架化しないで片側ずつ高架化するのだ。だから宝塚方面の路線が先に高架化し、梅田方面の路線はまだ地上なのだろう。
そのうち家並みが混雑してきて、十三に停車した。
そして十三を発車し、淀川を渡ると梅田に到着である。
また改札の一番南の有人改札に押し入り、周遊乗車券を渡して改札を出た。さあ、地下鉄に向かおう。
なお、あとで知った情報によると、箕面のスパガーデンにケーブルカーが走っていたのは相当前のことで、1996年時点では走っていないことがわかった。全くの見当はずれだったわけである。
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四つ橋線
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阪急〜地下鉄
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西梅田〜大国町
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[阪急〜地下鉄]
阪急の梅田駅を出た。めざすは四つ橋線西梅田駅だ。
まずは駅の南から出て西に進み、ガードから続く大通りを渡って大阪駅の南に出た。もちろん西梅田駅は地下だろうからどこかから地下に進まなければならない。適当なくだり階段を探して下へ向かい、地下広場に出た。さて西梅田駅はどこだろう。
駅の掃除をしているらしいおじさんにきいてみた。
「四つ橋線はどっちですか?」
「あっち。」
とりあえず示された方向に進み、さらにくだり階段を見つけておりてみた。
なんとか四つ橋線らしい自動改札にやってきた。
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[西梅田〜大国町]
ここで数時間前に御堂筋線の梅田駅で駅員に、「四つ橋線に行きます。」と言って自動改札に通さずに持ってきた江坂から天下茶屋までのきっぷを取り出した。どうすればいいかわからないが、とりあえず自動改札に通してみた。
無事通った。さらに階段をおりた。
停車していた住之江公園行きの電車はがらがらだった。四つ橋線は御堂筋線より不便な所を通るため御堂筋線よりすいているようだ。がらがらなまま発車である。
日曜の昼間なのに、ほとんど乗り降りもないまま電車は進んでいく。
電車は無事、大国町駅に到着した。電車を降りた。なるほどなるほど、向かい側は御堂筋線の中百舌鳥(なかもず)行きホームのようだ。
どうやら東京の赤坂見附(あかさかみつけ)駅や表参道駅と同じように、別路線への乗り換えに便利な駅のようだ。あとでいつか新大阪から住之江公園に行く用事ができた時に、新大阪から御堂筋線で大国町に来れば、四つ橋線の住之江公園行きに乗り換えられるな、と思った。
さて、今はここから動物園前経由で天下茶屋(てんがちゃや)に行く必要がある。今日もがんばってもうちょっと旅行しようと思い、御堂筋線の電車がやってくるのを待った。
なお、とある場所で、2009年現在は東京の地下鉄と同様に、御堂筋線梅田駅から四つ橋線西梅田駅への乗り換えが、普通きっぷで30分以上時間をあけたら不可能であるという情報を得た。
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堺筋線
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旅行記本文
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関連リンク
[旅行記本文]
大国町駅で御堂筋線の電車を待った。無事なかもず行きがやってきた。
大国町まで乗っていた四つ橋線はすいていたが、御堂筋線はかなり混雑していた。
そして立ったまま動物園前までやってきた。ここで降りる。
次は堺筋線だ。あとあと地下鉄に全部乗ることを考えると、ここの動物園前から天下茶屋(てんがちゃや)までの路線は今乗っておいた方がいいと考えた。
あまり明るくない通路を進み、堺筋線にやってきた。大阪の地下鉄の乗り換え通路はどこも似たような乗り換え距離で、東京みたいに同じ名前の駅なのにホームからホームがものすごく離れているということはあまりない。
天下茶屋行きホームにやってきてしばらく待つと電車がやってきた。あまり混雑していない。
やっぱり大阪の地下鉄は御堂筋線だけものすごく混雑していて、他の路線はそれほどでもないのだろう。
すいすいと電車は進み、天下茶屋に着いた。
今日の行程もまだまだ続く。これからまだ乗っていない南海の路線に泉佐野まで乗る必要があるのだ。
それが済めば残りの南海は和歌山や和歌山市近くの路線だけになるので、あとで和歌山のほかの路線と合わせてゆっくり乗れば良い。
そう考えながらぼくは江坂で買ったきっぷを握りしめ、自動改札へと向かっていった。
やっぱり地下鉄から南海への乗り換えはいったん改札を出る必要があるようだ。
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南海電鉄本線
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天下茶屋〜岸里玉出
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岸里玉出駅
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岸里玉出〜泉佐野
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昼食
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泉佐野〜貝塚
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関連リンク
[天下茶屋〜岸里玉出]
堺筋(さかいすじ)線の終点、天下茶屋(てんがちゃや)で、江坂で買ったきっぷを自動改札に通し、地下鉄の外に出た。
ここから南海電鉄に乗る予定である。南海にはこまぎれに乗っているが、今年1月に和歌山市から泉佐野経由で関西空港まで行き、関西空港からはJRに乗っているので、今日泉佐野まで乗れば泉佐野から北は全部乗ったことになるな、と考えた。
まずは自動券売機できっぷを泉佐野まで買った。
自動改札を通り、ホームにやってきた。さてどの電車に乗ればいいかと思ううちに電車がやってきた。
その電車は聞いたこともない駅名が行き先だった。よくわからないが、まずは乗ってみることにする。
電車は天下茶屋を発車し、となりの駅である岸里玉出(きしのさとたまで)に近づいた。ここは南海本線と南海高野線の分岐駅だ。
なんだかおかしいぞ。どうも左に曲がっているらしい。このままでは極楽橋方面に向かってしまうではないか。
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[岸里玉出駅]
乗る電車をまちがえたらしいので岸里玉出でさっそく電車を降りた。
さて泉佐野方面のホームに向かわなければならない。
そこから先が長かった。
案内に沿って進んでみたはいいものの、延々とコンクリートの道が続いている。
そのまま約10分、泉佐野方面のホームをさがしてさまよった。迷路というほどではないが、コンクリートの通路がどこまでも長く、長く続いているようだった。ようやく泉佐野方面のホームに出た。ふう。
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[岸里玉出〜泉佐野]
岸里玉出は急行が停まらないので、まずは普通列車で急行の停まる堺駅まで行くことにした。
どこの私鉄でもそうだが、普通列車は日曜でもとてもすいている。電車に乗ると発車し、各駅に停まっていくが、ずっと高架を走るので気持ちがいい。電車は進む。
やっと堺に着いた。ここで急行に乗り換えると泉佐野に早く着けるようだ。まずは普通列車を降りて、急行を待つ。しばらくするとやってきた。
そのまま乗り進む。
どこまでも高架の続く、気持ちのいい路線である。高架の下は住宅街である。
やがて見覚えのある景色が近づき、今年1月に来たことのある泉佐野駅にやってきた。まずは降りる。
とにかくいったん改札を出なければならない。きっぷを渡して改札を出た。
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[昼食]
もうお昼なのでどこかで食事にしようと考えた。おあつらえむきに喫茶店があったので入ることにする。スパゲッティを頼んだ。
なにかまんがでもないかと店内を見回すとおもしろそうなまんががあった。
「白鳥麗子でございます」というまんがだった。なんだかおもしろくて、食事が終わってもずっと見続けてしまい、腰を上げるのが遅くなってしまった。
店を出て泉佐野駅に戻る。
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[泉佐野〜貝塚]
自動券売機を見ると、これから向かう水間(みずま)鉄道までは連絡きっぷが買えるらしい。
もちろんぼくは終点の水間まできっぷを買った。改札を通ってなんば行きホームに向かう。
また電車がやってきた。やっぱりすいている。電車に乗り、さきほど通った景色を戻っていく。
それほど時間もたたないうちに電車は貝塚に到着した。ここで水間鉄道に乗り換えだ。泉佐野で水間までのきっぷが買えるくらいだから乗り換えは改札を出なくてもいいだろうと思ったらその通りで、水間行きホームはとなりにあった。
階段を進んで水間行きのホームに向かった。
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水間鉄道
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貝塚〜水間
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水間〜せちご
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せちご駅〜和泉橋本駅
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[貝塚〜水間]
泉佐野駅から乗ってきた南海の電車を貝塚で降りて、階段を進んで水間鉄道の水間行きホームにやってきた。
電車はすでに停車していたので乗った。お客はまるで乗っていない。電車は発車する。
関西空港の近い場所だが、南海と接続しているのに貝塚を離れるといきなり森の多い風景になった。
そして各駅に停車するが、お客はまるで乗ってこない。日曜日の午後早い時間だし、こんなものなのかな。
JRの阪和線と交差するはずだがどこで交差しているのかさっぱりわからないまま森のそばを電車は進んでいく。そして終点水間に着いた。
帰りの電車まで時間があるので駅前を散歩していこう。
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[水間〜せちご]
水間の駅前は、ほとんどお店もなく、田んぼが広がっていた。田んぼをながめてみる。
おっ、かわいいねこがいる。そーっと近づいてみよう。
しかし田んぼのそばなので道が悪い。ねこはすぐにどこかに行ってしまった。駅に戻ろう。
貝塚行きの電車に乗る。確か予定では「石才」駅で降りればいいんだった。またもお客は少なく、電車は発車する。
森の中を電車は進んでいく。
そして駅はとある駅に着いた。駅名を見ると「せちご」と書いてある。
あれ?「石才」って「せちご」って読むんだっけ?
ぼくは「石才」駅に着いたと思って「せちご」駅で降りた。畑の広がる駅である。これでも大阪府なんだよなあ。
ぼくは予定通り和泉橋本駅に向けて歩き出した。
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[せちご駅〜和泉橋本駅]
とぼとぼと道を歩いていく。小高い丘と丘の間を進む。それほどせまい道ではないが、車もほとんど走っていない。
あ、またねこがいた。そーっと近づくが、やはり逃げられてしまう。しかたない。また進もう。
丁字路に着いた。ぼくはなんとなく、この道を右に曲がると和泉橋本駅があるような気がした。曲がろう。
さっきより広く平坦な道で、車も多少多い。
しばらく進むと「和泉橋本」と書かれたこじんまりした駅に着いた。どうやらカンが当たったようである。
「せちご」駅を出てからたっぷり1時間近く時間がかかってしまった。
ぼくは本当にここが特急も走る路線の駅なのかなあと思いながら駅舎に入っていった。
なお、1年以上経って、ためしに某経路探索ソフトに「せちご」と入れてみたら「石才」ではなくてとなりの「清児」と出てきた。この時ぼくは、この日降りる駅を間違えてしまったことに気がついたのであった。
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阪和線
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和泉橋本〜杉本町
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杉本町駅周辺
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杉本町〜天王寺
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[和泉橋本〜杉本町]
水間鉄道のせちご駅を出発して、歩いて阪和線の和泉橋本駅にやってきた。
まずはここで杉本町まできっぷを買う。杉本町から先は大阪市内発のきっぷが使える、という理由もあるが、杉本町に降りてみたいという理由もあったからだ。
なんでも会社の後輩の通っていた大学のもより駅が杉本町だという話だったからである。
なんとなく大阪の大学近くの景色ってものを感じてみたいなあと思ったのである。
きっぷを買ってホームに行く。杉本町も三国ヶ丘と同じように各駅停車しか停車しない駅のようなので、また青い電車に乗った。
和泉橋本の駅のまわりは林の多いいなかの風景だったが、鳳を過ぎると住宅地の風景になった。
そのまま三国ヶ丘を過ぎ、若干住宅地と言うよりも都会の景色に近づいたころ、青い電車は杉本町に到着した。ここで降りる。
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[杉本町駅周辺]
きっぷを渡して杉本町の改札を出ると、西の方に進んでいった。
住宅街が続いている。車通りがほどほどの道もある。
なんとなく雰囲気のいい場所である。確かに大学が近くにあるような気がした。
近くにラーメン屋があった。学生は割引のようだ。
会社の後輩もここのラーメン屋でラーメンを食べていたのかなあと感慨にふけってみたりした。
とりあえずもう用はないので、また駅に戻ることにした。
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[杉本町〜天王寺]
1枚だけ残った「大阪市内→東京都区内」の周遊乗車券を見せた。ちゃんと通れるかなあと思ったが案ずることもなく改札を通れた。
ホームに行き、電車を待った。やってきた青い天王寺行き各駅停車に乗った。
さすがに天王寺に近いし、夕方だし、電車は混雑している。電車は都会の一角を進んでいく。
電車は天王寺に近づいた。なんとなく大阪環状線や関西本線の天王寺駅とは違うホームが見えてきた。
そして青い各駅停車はホームに到着した。いつも見る天王寺駅とは別の、そう、上野駅の地上ホームと同じような行き止まりホームがたくさん並んでいる場所であった。
なんとなくここは本当に天王寺駅なのだろうかと思ったが、通路の向こうにいつも見る大阪環状線のホームらしい場所が見えて、やっぱりいつもの天王寺駅なんだと安心した。
そして、早く大阪環状線に乗って新大阪駅に行って新幹線で帰ろうと思い、通路を進んでいった。
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大阪環状線その3
【menu】
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旅行記本文
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関連リンク
[旅行記本文]
阪和線の杉本町から乗ってきた電車を天王寺で降りて、込み入った通路を進んでなんとか大阪環状線のホームにやってきた。鶴橋経由の方が営業キロが短いらしいが、西九条経由で大阪まで行こう。
電車がやってきたので乗る。日曜日の夕方だが、なんとかすわれた。
夕日がだんだん沈む中を環状線の電車が進んでいく。大阪駅に着いたころにはすっかり混雑していた。電車を降りて、もう今回の旅で4回目になる大阪駅で東海道本線ホームに進む。
たぶん新快速は混雑しているだろうから各駅停車に乗ることにしよう。各駅停車に乗って淀川を渡り、新大阪駅に着いた。ぼくと同じように新幹線に乗るらしい大きな荷物を持った人たちがいっしょに降りていく。
階段を上がり、最後の周遊乗車券である、杉本町のスタンプの押された「大阪市内→東京都区内」の券と自由席特急券を見せて中間改札を通った。帰りは新大阪始発のひかりに乗ればすわって行けるだろう。
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東海道新幹線その2